このままずっと居たくなる沖縄、このままではずっと痛くなる沖縄

これを機会に道頓堀でダイビングが出来るくらい
水質浄化に向けた動きが進むといいですね。

さて、コロナ禍も過ぎ
観光客がだいぶ戻って来た沖縄ですが
その人気の理由の一つは、
「環境や文化の違い」でもあります。

例えば、
朝晩の気温差も少ない温暖な気候や
海と空をはじめとした手付かずの自然の美しさや
沖縄料理のお店での美味しい食事や
行く先々でののんびりとした人あたりの心地良さなど
これらが全て揃っている地域は
国内ではなかなありません。

そして、
ストレス社会の現在においては
それらの居心地の良さが
スポンジのように乾いた身心に
スッと染み込んでくるものです。

これらをリアルに体験すると
「このままずっと沖縄に居たい」と思う人も
少なくないものです。

こうして
年に何度も沖縄を訪れるリピータや常連さんも
いらっしゃいます。

また、それらを通り越して
沖縄に移住される人もいらっしゃいます。

また、仕事の都合で
県外から単身赴任で沖縄に来て
そのまま沖縄に住み着く人もいます。

「このままずっと居たい沖縄」を手に入れた方々です。

こうやって
県外からの移住者が増えている沖縄ですが
その一方で、残念ながら
沖縄から県外にリターンする方々がいらっしゃるもの
また現実です。

その理由としては
親御さんの介護のために
残念ながら地元に帰らなければならない人もいらっしゃれば
子供の進学の都合で再び県外に戻る人もいらっしゃいます。

自分の人生と言えども
自分の都合だけで決められないこともあるものです。

また、
沖縄から県外に戻る人の中には
いわゆる「水が合わない」人も
いるものです。

例えば
「ムシが嫌いな人」は
観光の時は快適なリゾートホテルにお泊まり
だったかも知れませんが、
移住して住宅街や別荘エリアに住めば
アリ・ヤスデ・ヤモリ・蚊・ハエ等は
室内に普通に入ってきます。

また、観光の時は
沖縄そばやゴーヤちゃんぷるやテビチ等も
美味しく食べられても
実際に住んで食べる分には
脂っこくてダメな人もいらっしゃいます。

そもそも
リゾートホテルの料理は大丈夫だけど
「沖縄料理はダメ」という人もいらっしゃいます。（笑）

また、
ビジネスだけでなく
プライベートな集まりや他人との約束ごとも
時間通りじゃないとダメな人もいらっしゃいます。（笑）うちなータイム

その他にも
都会の便利さが身に付いている人は
沖縄では色々と不便に感じることも
あるものです。

観光の時には
心地良く感じていた沖縄の「ユルさ」も
実際に住むと「いい加減さ」となって
許せなくなる人もいらっしゃいます。。

また
観光で訪れた時は
観光客慣れした方々に
「観光客」として接してもらえたものの
いざ地元に住むようになると
もう観光客扱いはしてもらえず
少し冷たいくらいに接せられることもあります。ツンデレ状態

こうして、
観光客として触れた
沖縄の空気や食事や地元の人たちも
移住者として触れると
それらにギャップを感じることもあるものです。

それらが乗り越えられなくなると
「ずっと居たい沖縄」が
「すっと痛い沖縄」になってしまします。

そして、残念ながら
沖縄から県外にリターンしてしまうのです。

沖縄の魅力である「環境や文化の違い」は
時には諸刃の剣ともなるものです。