タワマン建設に反対するタワマン住民

早いもので今年も残り3週間となりました。どおりで歳を取る訳だ（苦笑）

さて
華の都・大東京で
とあるタワマン建設の
反対運動が話題になっています。

タワマンの反対運動なんて以前からある話じゃないですか。あはっ

今回の反対運動には
近隣のタワマンの住民も加わるという
少し不思議な状況になっているそうです。

何でタワマンの住民がタワマン建設に反対してるんですか？あはっ

簡単に言うと
「新しいタワマンが出来ると
自分たちのタワマンの眺望が悪くなるから」
というもののようです。

よく分からないんですけど。あはっ

もう少し説明を加えますね。

反対運動に加わっている住民が住むタワマンは
地上38階・高さ約143メートルで
芸能人も住むセレブなタワマンとして
2020年に完成しました。○○王子も住んでいたらしい・・・

ちなみに
こちらのマンションの最上階の価格は
10億円以上というウワサです。（笑）

そんなタワマンのすぐ斜め前に
新しいタワマンが建つということで
先に出来たタワマンに住む方々も加わり
反対運動をしているようです。

ちなみに
新しく建替えられるタワマンは
地上34階・高さ約150メートルで
先に出来たタワマンよりも高い計画です。隣の芝とタワマンは良く見える（笑）

確かに、
近隣にタワマンが出来ると
眺望が失われるとともに
向かい合わせになる住居は
お隣のタワマンから丸見えになるなどの
プライバシーの面も気になるものです。

そうすると
先に出来たタワマンを購入した人の方は
マイナス感しか無いものです。

しかしながら
新しく出来るタワマンに住む人も
既存のタワマンと向かい合わせになる部屋の人は
そちらからも丸見えという悩みを抱えるという意味では
お互い様でもあり、同様の問題は
全国のタワマンで起きているものです。

じゃあ、どうして今回のタワマンの反対運動が異様なのですか？あはっ

それは
どちらのタワマンの計画にも
「渋谷区」という行政が絡んでいるからです。

マンションの建築確認を行政が行なうからという意味ですか？あはっ

そうではありません。

先に出来たセレブなタワマンは
区が所有する土地に建つ
定期借地のマンションです。

そして、今回計画されている
新しい方のマンションは
区役所が土地の一部を提供したり
容積率を緩和するなどの
より高いタワマンが出来るよう
サポートしています。

これらの構図があるため
先に出来たタワマンの住民の中には
「聞いてないよ～」と反対する人も
出てきているという訳です。

人は大きな不満があるときは
その矛先を誰かに向けたいものです。

どこかの国でも
内政に対し国民の不満が募ったときは
その矛先を外国に向けさせるのはよくある話です。（笑）

今回は不満の矛先が
「渋谷区役所」という話です。

タワマンに限らず
新しくマンションが出来たために
既存のマンションの眺望が失われるという話は
全国のどこでも以前からある話です。

しかし、そもそも
既存のマンションが建つときには
周辺の低層住居に住んでいた住民は
眺望や日当たりが悪くなったり、
交通量が増えて子供たちの危険リスクが増加したり
違法駐車が増えたりなど
色々と問題を抱えることになったケースも
少なくないものです。

ですので
既存のマンションがあるのも
周辺住民の理解のおかげだと思えば
今回のタワマン住民による
新しいタワマン建設への反対運動も
お互い様の部分もあるように思われます。

ちなみに
先程のセレブな方々が住むタワマンでは
また別の斜め前には
地上24階建・約100メートルの
タワマンの建設が予定されていますが
こちらについては反対運動は起きていないようです。（苦笑）