ホワイトクリスマスに向け
県外では気温が徐々に下がっていくようですね。沖縄はまだ半袖(笑)
さて、
弁護士と不動産屋には
いくつかの共通点があると言われます。
どちらも法律を扱う仕事ですね。
模範的な回答です。(笑)
確かに、どちらも
様々な法律が関わってくる仕事であり
専門的な知識を生かしながら
業務を遂行していくというのは
共通点です。
その他にもよく言われるのが
どちらも「悪徳」と呼ばれる方々がいらっしゃることです。(笑)
悪徳弁護士は
TVドラマにもよく登場します。
また、最近では
「正直不動産」のTVドラマが話題になりましたが
わざわざ「正直」が取り沙汰されるということは
日常的には「悪徳不動産」がはびこっているからでもあります。(笑)
山Pなどのキャスティングの人気のおかげもあります
弁護士や不動産屋が
専門的な知識を扱うと言うことは
その時点で一般の売主や買主との
知識の格差が生じます。
その格差という優位な立場を利用して
売主や買主をダマそうとするため
「悪徳」なんて呼ばれるのです。(苦笑)
その一方で
弁護士と不動産屋では
大きな違いがあります。
それは
弁護士と不動産屋の立ち位置です。
弁護士も不動産屋もどちらも
クライアント(依頼主)が付きますが
弁護士の場合は、片方のクライアントにしか付けず
双方の弁護は出来ません。専門用語で優位的な立場で言うと「利益相反の禁止」
そのため、弁護士は
客観的に見ると黒いものであっても
クライアントから「白にしてくれ」と依頼を受けると
黒っぽいものを白にするための理論構成を作り
それをためらうこと無く
公言せざるを得なくなります。
極端な例としては
どんな凶悪犯であっても
裁判で無罪を主張する弁護士がいたり
勝てる見込みのない裁判を
ひたすら続ける弁護士がいるようなケースです。
そういう姿に対し
「そこに正義ないのか」とか
「悪徳弁護士」と言われたりすることもありますが
弁護士の場合は、勝ち負けに関係無く
クライアントから報酬がもらえるため、
それが可能なのです。
また、
沖縄でも聞いたことがありますが
相手側の弁護士と結託して裁判を引き延ばし
報酬をつり上げるような
悪徳弁護士もいらっしゃいます。(苦笑)
これに対し、不動産屋の場合は
利益の相反する双方の仲介を行うことがあります。
普通の不動産屋ですと、
両者の板挟みになって苦しみもがくものですが
「悪徳」のレッテルが付くクラスになると
二枚舌を駆使して、両者をダマし
双方から報酬を巻き上げたります。(苦笑)
これらのことから
立場や報酬のスタイルは違えども
弁護士や不動産屋が忘れてはいけないのは
専門性に加え、強い信念と、
ものごとを俯瞰(ふかん)的に見る客観性です。