日出づる国の道徳心。

おはようございます。

最低気温が20度を超え
夜でも暑かった今日の沖縄です。

さて、
マスコミでも報道されていますように
昨日沖縄でも新型コロナウィルスの感染者が発覚しましたね。

大型クルーズ船で来沖した観光客を乗せた
タクシーの運転手さん。

観光客の乗車時間は約40分だそうですので
飛沫感染では無く、
ウィルスに直接触れてしまったんでしょうね。

この運転手さんに罪はありません。
この運転手も観光客からうつされたのです。

本人も無念だと思います。
そして、もしこの運転手さんが
自分の大切な家族にうつしていたとすると
もっと無念だと思います。

運転手さんが観光客を乗せたのは仕事ですし
生計のためには仕方ありません。

中国での隠蔽期間があったにせよ
1月の中旬には、日本でも
ウィルスの感染拡大が懸念されている中
それ以降も大型クルーズ船は
沖縄にジャンジャンやって来ていました。

悪いのは
大型クルーズ船の入港を拒否出来なかったお役所さまと
すでに新型ウィルス感染のリスクがあるのに
残念ながら運転手に業務をさせてしまった会社ですかね。

国内での感染者が増えていくのに伴い
日本ではお隣りの大国の方々が
日本にやって来るのを毛嫌いしています。

自然な心理ではありますが
世界的な視野で見ると
立場は変わります。

例えば、欧州の人たちからすると
これだけ感染者が出ている日本人は
欧州に来て欲しくないです。

私たちがお隣りの大国の人たちの入国を毛嫌いしているように
欧州の国々は日本人の入国を毛嫌いしているのです。

他人のことを毛嫌いしていたら
今度は自分が毛嫌いされてしまった・・・。

立場は直ぐに変わるものです。

チャーター機で検査拒否をして帰宅した関西弁の人たち以外の
私たち日本人にはモラルがありますので
自分に感染の疑いがあると
他人にうつさないように振る舞う道徳心が
まだ残っています。

だから、あれだけ多くの人が
チャーター機で帰国した後に、
自分の都合や欲求の感情を抑え
経過観察施設での不便な暮らしの指示に従っているのです。

沖縄でも今後感染者が増えていくかも知れませんが
万が一、感染してしまった場合は
家族をはじめ、大切な人たちに感染を広げないよう
道徳心に従い行動しましょう。