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巷にはびこる違法建築。

違法建築

(写真と本文は関係ありません。)
お早うございます。

今日も一部の県外と
最高気温が逆転している沖縄です。明日はこの寒さがそちらに行きますよ

さて、不動産の取引に際しては
たくさんの法律や条例等の規制が有ります。

これらの法律や条例を守らないと
契約そのものが無効となったり
建物が建てられなかったりします。

しかし、ここまで規制が厳しくなったのも
実はつい最近のことです。

日本でも、ほんの30年位前までは
規則そのものがなかったり、
規則を守らなくても家が建ったり
また、そのあとも誰からもおとがめがなかったりと
お隣りの大国のことをバカに出来ないような
自由なお国でした。(笑)

例えば、現在
建物を建てるには、建築する建物の計画について
役所による「建築確認」を受けなければなりません。

そして建物が完成した際には
役所による「完了検査」を受け
建築計画の通り建物を造ったという
「検査済証」という証明書を発行してもらいます。

いずれの手続きも有償です。

そしてこの「検査済証」は
住宅ローンを利用する際にも必要となりますので
ほとんどの人が当然のように
これらの手続きを全うしています。

しかしながら
この手続きがきちんと守られるようになったのは
つい最近のことです。

つい30年位前までは
この「検査済証」が無くても
住宅ローンを借りることが出来たため、
以前は、わざわざ「完了検査」を受けたり
「検査済証」を発行してもらうようなことはしませんでした。

それどころか
「建築確認」を受けた後、
役所に内緒で大きい家に変更したり
あとから増築をしたりして
自分の都合の良いように計画を変更するのが
あたりまえのように行われていました。

これらは、
「検査済証」が存在しない違法建築です。

つまり当時は違法建築が横行しており
そして、それらの家は
今でもたくさん現存しています。

これらの違法建築の家を売買する際には
住宅ローンが利用できませんので
買主は現金で購入できる人に限定されてしまいます。

また、現金を持っている人であっても
わざわざ違法建築の家を購入する人は少ないため
価格もかなり安く叩かれてしまう覚悟が要ります。

売却する側の立場からすると
「そんなイヤな思いをしてまで売りたくない」
と思いますが、残念ながら違法な行為は
どこかでツケが回ってくるものです。

それがイヤであれば
リフォームを繰り返し
ずっと住み続けることになります。