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いわくつきの不動産

いわくつきの物件

おはようございます。

つい最近まで「今年は暖冬」と言ってたのに
今日は観測史上もっとも寒い朝を迎えたところもあるようです。

いったいどちらが正しいのでしょうか・・・(笑)

さて、本日は
いわくつきの不動産についてです。

いわくつきの物件とは

世の中には
いわゆる「いわくつき」の不動産が存在します。

この「いわくつき」の物件は
心理的瑕疵とも言われますが
その定義は曖昧で明確なものはありません。

例えば、殺人や自殺があったものから、
前に住んでいた夫婦が離婚した物件を
「いわくつき」と言う人もいます。
と言うことは、芸能人の夫婦が住んでいる物件は「いわくつき」になる確率が高い(苦笑)

いわくつきの物件は
一般的に、世の中の人に敬遠されるので
売買のときには通常より価格が安くなってしまうものです。

いわくつきの物件の実情

ですので、世の中には
「いわくつき」の物件ばかりを安く仕入れ
リフォームした後、民泊などの宿泊施設として運用し
ガッポリ儲けている人もいます。

しかし、先程のように
「いわくつき」の定義は曖昧ですので
自分では「いわくつき」では無いと思って売却したのに
買主にとっては「いわくつき」となり
後からトラブルになるケースが巷にはあります。

例えば
10年前に自殺のあった建物を取り壊し
新たに新築の一戸建てを分譲販売した際に
買主には自殺のことは話さないで契約をしたところ
買主から「そんなの知っていたら買わなかった」と
契約解除と損害賠償を求められた
というようなケースは全国であります。

これらに対する裁判所の判断にも
明確な定義は無く
過去の判例が参考にされますが
それにも例外があったりします。

ガイドライン作成づくりへ

そんな「いわくつき」の物件について
ガイドライン作りが始まりました。

その背景としては
最近増えている高齢者等の孤独死があるようです。

孤独死は病死であり
事件ではありませんが
その物件を購入した第三者がそこに住む場合や
その建物を取り壊し、新築分譲を行った場合に
それを気にする人もいれば
嫌悪感を持つ人もいるでしょう。

そこで
離れて暮らす親が実家で孤独死したような場合を想定し
その際のガイドラインをつくることで
今後増えていく実家等の空家対策にしていきたい
という狙いもあるようです。

とは言っても
お役所さまのなされることですので
まだまだ時間が掛かることでしょう。

ガイドラインができあがるのは
私たちの世代がグソー(あの世)に逝く頃に
なるかもしれません。(笑)