おはようございます。
これまで経験をしたことのないコロナ対策においては
朝礼暮改とダブルスタンダードは仕方ないですね。
さて、不動産業は
若い人から年輩まで
年齢に関係なく長く従事できる業界です。
その中には、一つの不動産会社で
不動産一筋50年という人もいらっしゃいますし
会社を転々と移り変わる人もいます。
そんな人たちが
ついつい手を出してしまうのが闇営業です。
不動産の取引は資格とハンコがあれば
出来てしまう仕事です。
例えば
物件を気に入ったお客さんが
契約することになりましたが
この時に頂く仲介手数料を
会社の口座に入れるのではなく
現金で受領して独り占めしてしまうパターンです。
具体的には
お客さんとの契約になったことを
会社には一切報告せず
個人で処理してしまうのです。
今はお客さんとの連絡も
会社を通さず携帯で全て出来ますし
契約に必要な会社の印鑑も
無断で使用できるものです。
印鑑の管理が厳しい会社の場合は
勝手に会社の印鑑を作り
それで契約書や領収書に押印すれば良いだけです。
こうやって
会社にバレることなく
契約から決済まで行なってしまい
通常であれば会社に入るべき仲介手数料を
個人でガメてしまうのです。
いわゆる闇営業です。
この闇営業は、会社にバレれば当然クビですが
一つの物件を成約して歩合をもらうよりは
お客さんからの仲介手数料を全額もらったほうが
実入りが大きいから。リスクを犯すのです。
たとえば、
3000万円の物件を契約した場合
会社を通した時の歩合を10%とすると
会社から受取る歩合の金額は約10万円ですが
会社を通さず全額ガメれば約100万円が
自分のものになります。
この闇営業は
一度美味しいをすると
次から真面目にやるのがバカバカしくなり
それを繰り返すことになります。
しかし
そんな悪事もいつかはバレることになります。
それはお客さんが
個人の携帯ではなく
会社に電話してしまったときです。
電話を受けた社員は
そんな物件もお客さんのこともわからず
「○○さんって誰?」となり
そのことを社長に報告すると
発覚してしまうのです。
世の中には
不動産会社を転々としている人も
少なくありませんが
その中には闇営業が会社にバレてクビになったため
転々としている人もいます。
そういう会社に限って
社長が夜な夜な飲み歩いたり、美味しい物を食べたり
高級車を乗り回しているSNSを
無頓着に投稿していたりします。
人間、他人が有頂天になっていると
面白くないものです。