おはようございます。
県外では今晩から台風クラスの大寒波が訪れるようですね。
十分にお気を付け下さい。
さて、以前
テレビで不動産業界の闇について
放送されていました。
普段は家族にテレビを占領されているため家にいる時間も短いため
あまりテレビを見ないのですが
その時は、不動産屋の端くれとして
テレビを独占して観たものですから
家族に怪訝そうな顔をされました。(笑)
テレビの内容は
不動産業界での詐欺についてでした。
いずれも不動産屋の社員がお客さんを言いくるめて
不動産の売買をさせていく様子を再現したものでした。
例えば、
不動産屋と女性がグルになって
独身男性をダマして、マンションを購入させるというものです。
その男性は、
女性との結婚を期待し
多額のローンを組んでマンションを購入するのですが
取引が終わると、女性とは連絡が取れなくなってしまいます。
不動産屋に掛け合っても
当然、相手にされません。
それどころか
そのマンションを売却しようと思っても
相場よりもかなり高い金額で買わされたため
購入した金額よりもかなり安い金額でしか
売却が出来ません。
そうなると
ローンの金額よりも安くなってしまうため
実質売却もできない状況です。
結婚詐欺と不動産詐欺のダブルパンチです。
テレビの演出ではありますが
不動産屋の社員が独身男性に話している内容は
「新婚さんが暮らすにはピッタリの間取りです」とか
「お子さんが出来ても公園も近くにあります」など
不動産についての知識とは関係のないものでした。
しかし、
不動産の実務においても、
不動産の知識に関連する内容を
お客さんに話すことはほとんどありません。
ですので、不動産業は
数千万単位の高額な商品を売買する業界でありながら
資格を持っていない人でも
お客さんへの営業行為が可能な業界と言われています。
細かく言うと
不動産業で資格が必要なのは
会社としての免許と
社員については5人につき1名が
いわゆる「宅建士」の資格を持っていれば良いのです。
逆を言うと
残りの4名は宅建士の資格がなくても
営業行為が可能と言うことです。
また、資格を持っていない社員ほど
営業成績が良かったりすることもあります。(笑)
以前、
ある不動産ブローカーと話をしたとき
不動産屋の従業員だって資格を持ってないヤツが
営業してんだから、ブローカーだって、それと変わらないゼ
と開き直っていらっしゃいました。(笑)
また、最近は
宅建士の資格を持った不動産ブローカーも
巷には出てきています。
沖縄では結婚詐欺がかかわった
不動産の詐欺行為はこれまで聞いたことがありませんが
不動産屋の社員が
とお客さんの家に長時間居座って
物件を購入させたり、
アパートを建築させる話はタマに聞きます。
また、不動産の取引で
お客さんと何かトラブルが発生すると
お客さんの家に押しかけ
暴言を吐いたり脅したりする不動産屋も
リアルに存在します。
世の中の不動産屋が
「信頼」や「実績」をうったえ
会社の好感度を上げようとするテレビCMを放映している理由は
そんな背景もあります。