ワクチンの接種が始まったら始まったで
マスコミと野党がまた大騒ぎするんでしょうね。(苦笑)
さて、ひと昔前までは
「不動産は一生に一度の大きな買い物」
と言われていました。
マイホームを購入した人は
一生そこに住むというのが
当たり前のように思われていました。
今でも、地方に行けば
先祖代々の家に住むという考え方が
普通にあります。
しかし、
世の中の価値観が徐々に都会化し
若い人たちは昔の文化や習慣にとらわれず
好きなときに好きなところに住むようになって来ました。
人生は30年がワンサイクルと言います。
30年が経過すると
その人のライフスタイルも大きく変わります。
小さい子供がいる家庭も
30年も経てば、もう独立して
家には誰も住んでいないでしょう。
親と同居している人も
30年後は、親は施設に入っていたり
場合によっては、もうこの世には居ないかも知れません。
そうなると
その家に住むのは夫婦2人っきりです。
30年後は仕事もリタイヤして
お互いに家にいる時間も長くなっているかも知れません。
もしかしたら
奥様から三行半を突きつけられ
家にいられない状態になっているかも知れません。(苦笑)
自分のことを客観的に見ることはナカナカ難しいのですが
不動産の仕事をしていると
お客様のライフスタイルの変化がよく見えるものです。
10年前、お子さんたちが独立したのをキッカケに
それまでの大きな屋敷を売却し
ひと回り小さな家に住み替えされたお客様は
夫婦での旅行三昧を楽しみにしていらっしゃいました。
しかし、その後、間もなくしてご主人が亡くなられ、
奥様は引きこもり気味の生活を送っていらっしゃいます。
同様に、お子さんたちの独立に伴い
コンパクトな家に住み替えされた別のご夫婦は
その後、娘さんが離婚して実家に出戻りしてきたため
小さい家に所狭しと住んでいらっしゃいます。
また、別のお客様は
数年前に高台の住宅を購入し
リビングからの眺望を楽しんでいらっしゃいました。
しかし、その後、ご自身が亡くなられ
今は新しいオーナーさんが住んでいらっしゃいます。
このように、人のライフスタイルは
30年と言わず、10年でも変わる時代です。
そう考えると、
いまの時代に不動産を売買する人は
30年後ではなく10年後を考えて
売買すべきなのかも知れません。
10年も経てば、
人も不動産もすっかり歳をとります。自分もね(苦笑)