不動産担保ローンでお金を借りるor不動産を売却

週明けのポカポカ陽気は
テンションも上がりますね。

さて、
不動産を売却する背景には
色々なケースがあります。

住み替えなどの買い換えを目的として
現在所有している不動産を売却する人もいれば、
相続に伴い不動産を現金化するために売却する人もいらっしゃいます。

また、経済的な事情から
やむを得ず不動産を売却する人もいれば
その一方で、「いま慌てて手放す理由は特段無いが
この金額で売れればラッキー」というような
儲け狙いで物件を売りに出している人もいらっしゃいます。

これらの中で
経済的な事情でやむを得ず不動産の売却をされる人は
「出来れば不動産を手放したくない」という心理があります。

そういう時に目に入ってくるのが
「不動産担保ローン」です。

不動産担保ローンは
不動産を手放すことなく
ある程度まとまったお金を借りることが出来るという
魔法のような話です。

しかしながら、世の中、
そんな都合の良い魔法は存在しません。沖縄の軍用地を担保としたローンだけは別格です。

借りたお金は返済しなければなりません。

当然、借りたお金には、
今どきのマイナス金利時代にもかかわらず
それなりに高い利息も上乗せされています。

仮に金利15%、返済期間20年で
1,000万円の融資を受けたとすると
返済金額の総額は3,000万円を超えます。

不動産担保ローンは
文字通り不動産を担保に融資する仕組みですので
返済が滞れば、担保として差し出した不動産は
取り上げられることになります。

不動産担保ローンは
すぐに返済出来る充てのある人が
急場をしのぐための融資としては重宝します。

しかしながら
全額を返済する見込みの無い人が
不動産を手放したくないからといって
その場しのぎでお金を借りると
結局は不動産を失うことになります。

また、不動産担保ローンは
返済が滞りその不動産を取り上げることになった場合
その不動産を市場で売却した際に
しっかり儲けが出ることを考慮していますので
融資する金額は市場で売買した時と比較し
かなり低い金額となっているものです。

それに対し
不動産を売却する方は
不動産担保ローンの融資額よりは高い金額で売れるものです。

不動産の条件等にもよりますが
今の沖縄の不動産市場であれば
それなりの金額で売却することも期待できます。

不動産を売却する場合、
不動産を手放すことになるツラさはありますが
売却で得たお金や手元に残ったお金で
立て直すチャンスが生まれます。

不動産を手放さなくて済むのに越したことはありませんが
不動産担保ローンを利用するか
それとも勇気を持って売却するかは
それぞれの事情で良く検討されて下さい。