(画像は本日の沖縄タイムスの朝刊から)
沖縄を通過する低気圧の雨風が
県外の美しいサクラを散らしませんように。
さて、昨日は今年の1月1日時点の
全国の土地の公示価格の公表がありました。
国交省の公示価格についてのトップページ
⇒ https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_fr4_000432.html
公示価格の元となるデータは
過去1年間に取引された不動産の売買価格等をもとに
不動産鑑定士の方々が算定した数値です。
しかしながら
不動産鑑定士さんも
前年に取引された全ての不動産の事例を
把握している訳ではありません。
また、過去1年間と言っても
1月と12月では価格の傾向が異なるものです。
ですので
不動産鑑定士さんが把握している
一部分のデータから
どの取引事例を抽出にするかによって
公示価格にもバラツキも出るものです。
よって
公示価格と言っても
あくまでも参考程度とみるのが
妥当でしょう。
前置きが長くなりましたが
今年の公示価格によると
これまで、不動産バブルに沸いた沖縄も
「コロナで不振」だそうです。
「不振」と言っても
価格が下がった訳ではなく
単に上昇幅が小さくなっただけで
多くの地域では未だ土地が値上がりしています。
場所によっては
30%値上がりしているところもあります。(豊見城市豊崎の商業用地)
つまり、不動産バブルの効果で
今までひたすら右上がりだったものが
落ち着いて来ただけで
「不振」という程のことでもありません。
実際の不動産の取引では
これまで沖縄では、どこでもかしこでも
強気な価格が横行していましたが、
立地や地勢や地形などの面で条件が劣るところは、
これまでバブルに便乗してきた価格から
下落してきているところもあります。
下落していると言っても
これまでバブルで散々上昇した価格ですので
それでも地主さんは大儲けなのです。
「バブルで不振」と言っても
「沖縄の不動産は今が買い!」という状況では
未だございません。