ワクチン接種が終わった人も含め
9月の連休に旅行を計画している人も多いようですので
リバウンドに気を付けましょう。
さて、
今年の7月に沖縄の【やんばる】が
世界自然遺産に登録されました。
沖縄で【やんばる】と言うと
沖縄本島の北部の広範囲を指すことが多いです。
人によっては
恩納村から北の「国頭郡(くにがみぐん)」全域を
【やんばる】と言うこともあります。
しかし
今回世界自然遺産に登録されたのは
国頭郡の中でも、国頭村、東村、大宜味(おおぎみ)村の3市の
【やんばるの森】と呼ばれる部分になります。
やんばるは
漢字では「山原」と書くように
山と緑が豊かな地域で
ヤンバルクイナなどの稀少な動植物が多く生息しています。
やんばるの世界遺産登録については
5年前にも候補に挙げられましたが
その際は残念ながら登録が見送られたという経緯がありますので
今回の登録にあたっては、これまで苦労されて来た
関係者の方々の喜びもひとしおのことと思います。
5年前の候補に挙がった時もそうでしたが
今回の世界自然遺産に登録されたことに伴い
県外の方からよく聞かれるのが
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世界遺産に登録されて、沖縄のやんばるの土地が
値上がりするんじゃないですか?
みなさん、
お金儲けにはいとまがございません。(笑)
しかしながら、
世界自然遺産への登録を理由に
やんばるの土地の価格が値上がりすることはないでしょう。
世界自然遺産登録の趣旨は
世界で唯一の価値を有する自然地域を
損傷や破壊等の脅威から保護・保存することですので
登録を契機に、土地の価格が上昇し
それらが投機的に扱われるのは
本望ではないでしょう。
しかし
世界自然遺産に登録されたことにより
やんばるを訪れる観光客が増えることが予想されますので
それに伴い、周辺の観光・宿泊施設が盛況となり
その関連の資産価値が上がることは考えられます。
まぁ、それらは
仮に資産価値が上昇したとしても
限定的なものだと思いますので
「上昇したらラッキー」くらいのものと思います。
ということで
「世界自然遺産への登録を理由に
やんばるの土地の価格が値上がりする可能性は
低いと思いますよ。」
というのが当社の予想です。