週間天気予報によると
週明けには暑い夏が期待される沖縄です。
さて
本ブログでは
軍用地の話題を書くと
バズる傾向があります。(笑)
みなさんそれだけ軍用地には
ご興味があるようですので
昨日の続きをもう少し・・・。
多くの人が軍用地に興味を持つのには
それなりの理由と魅力があるからです。
例えば、一般的に、
不動産の世界においては
いくら宅地であっても、土地単独では
金融機関は融資をしないものです。
バブルの頃は
「土地は値上がりし続けるもの」という土地神話がご健在で
「都会の土地」というだけで
金融機関も喜んで融資してくれた時代がありましたが
バブルが崩壊すると、土地は不良債権と化し
金融機関はその処理に痛い思いをしました。
土地神話の崩壊です。
しかし
沖縄の軍用地の場合は、
地目が畑や原野や雑種地や山林であっても
軍用地を担保に
地元の金融機関は喜んで融資をしてくれます。
通常の土地と異なり、
軍用地の場合は
万が一、返済が滞っても、その一方で
国から定期的に借地料が入ってきます。
また、不良債権となった軍用地の譲渡先を探す際にも
「軍用地」と言う名が付くだけで
買受け先がスグに見つかります。
昨日のブログでも書いたように
軍用地の場所によっては
国からの一括交付金を利用して
市町村が現金で買取ってくれます。
地元の金融機関にとって
軍用地は「不良債権」ではなく
「優等生債権」なのです。(笑)
軍用地の売買には
①不動産会社が売主と買主の売買を仲介するケース
②不動産会社が自ら売主となり売買するケース
③個人間で売買するケース
など、いくつかのパターンがあります。
とくに
③の個人間での売買においては
モアイなど飲み会の場で商談が成立することもあります。(笑)
それくらい
好条件での軍用地の売買は
市場に出てくることはマズありません。
軍用地は
基本的に返還されることが無く、
返還される場合でも、
そこには税金を使って立派な街がつくられるため、
返還後も土地の資産価値が担保されて来ました。
そのため
「軍用地は値上がりし続けるもの」という
「軍用地神話」が根底にあります。
こういう側面もあることから
沖縄の軍用地は「プレミア不動産」とも言われています。