沖縄で悪事を働こうとする怪しい会社の方々の傾向

花粉が飛び回っているこの時期は
県外へ行くのに勇気がいる沖縄です。

さて、
現代の新しいスタイルの
犯罪の一つの「振込め詐欺」。

先日も、沖縄を拠点として
全国に振込め詐欺を展開していたとして
容疑者が逮捕されました。

この手の犯罪は、
県外の半グレ系の人たちが
沖縄に不動産を借りて悪事を働くのが
これまでのスタイルでした。

しかしながら、最近は
県外者だけでなく
沖縄の地元のメンバーも
犯罪に加担するケースも増えています。

最近は
「半グレ」「闇バイト」など
軽いノリでネーミングされるものも多いのですが、
これらはれっきとした犯罪です。

逆の言い方をすると
軽いネーミングは
犯罪だという意識を薄めることにもなるので
これらの言い方には注意が必要です。「パパ活」なんかもね

話がそれましたが、ひと昔前、
同業者さんが管理する事務所のワンフロアを
県外の法人がコールセンターの利用目的で借り上げました。

沖縄は人件費が安いこともあり
昔から全国のコールセンターを
沖縄に設置する県外系の企業も多く
そのときもその流れの中での話で
県外の法人らしく、契約までの対応も丁寧だったそうです。

しかしながら、暫くして
その事務所が稼働すると
そこに出入りする人たちは
コールセンター風の女性たちではなく
強面の男性やチャラ男たちだったそうです。

管理をしている同業者さんも
「これは怪しい」と思いながらも
通常のオフィスと違って
コールセンターという閉鎖的な事務所の場合は
内部の様子を確認することはなかなか難しく
実態の把握も難しかったそうです。

また、この手の会社は
余計なツッコミどころを作らないよう
家賃の支払いはキチッとしていることも多く
同業者さんも苦心していました。

しかし、それからしばらくして
ある時期から急に
家賃の支払いが遅れるようになったそうです。

また、それまでは
しっかり連絡が取れていた相手方の担当者も
コンタクトが取れないことが
徐々に出てくるようになったそうです。

賃貸物件の滞納者に
よく見られる状況ではありますが

いよいよ来たか。

同業者さんは
借主の現在の状況と次の動きが
何となく想像が付いたそうです

その事務所で
犯罪まがいの行為が行われていた場合には
①それなりのお金儲けが出来たので商売の鞍替えするとき
又は、
②警察の取り調べの足が付きそうなとき
のどちらかだそうです。

それから暫くして
その賃借人は退去しました。

最後は賃借人と連絡が取れなくなりましたが
退去後の室内の状況からすると
テレアポ用の電話室と仮眠室のような
使われ方がされていたようです。

その後、
その会社は破産しましたが、どうやら
金融商品等の詐欺を働いている会社だったようです。

このように
一見は普通の会社のフリをしている相手に
事務所などのスペースを貸したり販売したあと
その裏で悪事を働かれてしまうと
結果的に不動産会社も
犯罪に加担してしまうことになります。

世間には悪事を働く不動産会社もいますが
それらの数枚上手をいく方々が
世の中にはたくさんいらっしゃるものです。（笑）