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不動産の維持管理のハードルを上げる値上げブーム

今年ラス前の3連休を
どうぞお楽しみ下さい。

さて
世の中の値上げブームが
なかなか収まりませんね。

コロナの蔓延から始まり
ウクライナ情勢や円安など
値上げの要因が増えました。

それらに働き手の人手不足も加わり
今のところ値上げが止まる情報はなかなか見当たりません。

そんな中、昨今の値上げブームは
不動産に関連するところでも
色々と支障が出てきています。

例えば
原材料費や人件費の値上りの影響を受け
新築のマンションや一戸建ての本体価格が
値上りしているのは顕著です。
それに引っ張られて中古や土地も値上りしています・・・

また、
マンションの大規模修繕や日常の維持管理も
同様に原材料費や人件費の値上りにより
修繕積立金が圧倒的に不足しつつあり
必要な維持管理が出来なくなっているマンションも
増えてきています。

さらに
近年の自然災害の頻発に伴い
保険会社の保険料の支払が急増しており
彼らの事業経営を維持していくために
火災保険料が尋常では無いくらい
値上げが進んでいます。

現在の仕組みでは
火災保険の契約期間は最長でも5年間であり
通常は5年分の火災保険料を
毎年定額にて分割支払いをしているケースがほとんどです。

しかしながら
最近の火災保険料は1年単位で値上りしていますので
5年間の定額の保険料の支払が終わったとたん
保険料が2倍になっているというようなことが
現実に発生しています。

このように
「火災保険料の値上げ」「管理会社の委託料の値上げ」
「日々の修繕費の値上げ」等により
これまでは黒字だったマンションの管理組合の収支が
一気に赤字になっているところも増えてきています。

そうすると
昨今の「修繕積立金」の値上げブームだけでなく
「管理費」の値上げも必要に迫られて来ています。

ひと昔前までは
購入時に管理費や修繕積立金が安いマンションが
人気でしたが、それらのマンションは
数年後には赤字会計にへの転落が顕在化し
分譲後、数年で管理費や修繕積立金の値上げが
行なわれるようになります。

不動産の世界でも、暫くは
値上げから逃れられない状況が続きそうです。