「沖縄に台風が接近」と言っても
今回は石垣や宮古島の方面です。。
さて
不動産にも「一括査定サイト」というものが存在します。
一括査定サイトは
もともとは「車の買取り」のサービスが先駆けと言われており
一つのWebサイトから車の買取り価格の見積りを依頼すると
複数の会社から買取り価格の提示を受けることができるというサービスで
利用者にとっては、わざわざ1つずつの買取り業者に問合せをする必要が無く
効率も良く好評でした。
その後、
一括査定を導入する業種が増える中で
「引越し」など、現地を訪問し、
引越しする荷物の量を確認しないと
見積りが難しい業種も出てくるようになりました。
そうすると
利用者が一括査定サイトから見積り依頼をすると
間もなく、複数の引越し業者さんから
現地調査のアポ電が入りはじめます。
不動産の一括査定サイトも
不動産の売却を検討している人が
一つのサイトにいくつかの項目を入力すると
複数の不動産会社から売却価格の提示がある
というシロモノです。
しかしながら
先程の引っ越し屋さんと同様に
不動産の売却価格も、
通常は現地を見なければ
見積りも出来ないものです。
そこで不動産の一括査定サイトで
売却価格の提示依頼があった不動産屋は
われ先にと依頼者に電話攻勢を行うことになります。
依頼者の中には
必要な項目を入力すれば
画面上で売却金額が提示されるものと思ってました
という人も少なくなく
いきなり不動産会社からの電話攻勢がはじまり
ビックリする人も多いものです。アジさんもビックリ
こうして、
不動産会社からは
やあ~、査定金額を出すには
現地での調査が必要なんですよ~
という常套句の元に
もれなく現地訪問のアポイントを取られることになります。(苦)
また、最近は
現地調査を行わなくても
机上での査定も可能ですので
第一段階では机上査定での売却価格の回答を取得出来た場合でも
その後はもれなく営業攻勢が続くことになります。(苦笑)
不動産に限らず
一括査定サイトにおいて
見積りや査定を行う業者側は登録制となっています。
そして、
そのほとんどは、「利用料」と称し、
サイトの利用者から見積りや査定依頼があった時点で
料金が徴収される仕組みとなっています。
不動産の一括査定サイトの場合
不動産会社が支払う利用料は
1件あたり1万~1.5万円です。
しかし
利用者から査定依頼があった場合でも
その利用者がすぐに不動産を売却をする訳ではありません。
また、間もなく売却をする場合でも
他の不動産会社に専任媒介で依頼した場合は
残りの4社には何の実入りもありません。。
要は、
一括査定サイトを利用して査定依頼を受けた場合
売却の媒介契約を獲得しない限りは
ひたすら利用料を支払うのみの
いい金づるなのです。(笑)
ですので
不動産業者も何とか媒介契約を獲得しようと
必死になって電話アポを掛けまくるのです。(苦笑)
これが一括査定サイトの仕組みですが
この一括査定サイトは
特定の業者が儲かる仕組みと言われています。
先程のように
不動産の一括査定サイトで
不動産会社がサイトの運営会社に支払う利用料は
1件あたり1万~1.5万円です。
査定依頼は
そのサイトに登録している不動産屋のうち
5社程度に展開されるようになっていますので
その時点で、一括査定サイトの運営会社には
1件当たり5~8万円の利用料収入が発生します。
一括査定サイトは
都道府県単位で運営されており
1つの県で仮に1日に1件の査定依頼があったとすると
一括査定サイトの運営会社では
全国で230万~370万円の売上げが見込めます。年間で8億~13億円
こうして不動産の一括査定サイトで
安定して儲かっているのは
不動産業者よりも一括査定サイトの運営会社と言われています。(笑)
もちろん一括査定サイトで大儲けしている不動産屋もあります