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【沖縄 不動産 相続 相談】納得できない相続ほど必ず再燃する!

台風が襲来することもなく
夏が終結してしまいそうな沖縄です。
まだ夏真っ盛り猫だけどね

さて
以前、ご相談のあった
相続についてのお話しです。

4人の子供がいらっしゃる年輩の方で
全ての財産を長男に相続することをお考えでした。

その時代に生まれた方々にとっての
長男に全てを相続することは至極一般的な考え方ですので
すんなりいくものと思っていたところ
他の子供たちから猛反発があったそうです。

長男は結婚後、
親御さんと同居し、3世帯で暮らしていましたが
ご多分にもれず、長男の奥さんとお母さんとの間で
「嫁vs姑バトル」が勃発していました。

そして、
長男以外の子供たちは
これまたご多分にもれず
お母さんから嫁のグチを
たくさん聞かされていました。

この状況になると
ことの真相には関係無く
「母親が長男の嫁からひどい仕打ちを受けている」
というシナリオが出来上がります。

そうなると
「そんな長男夫婦に
全ての財産が相続されるなんてトンでもない」
という話になるのは容易なことです。

この手の話は
相続相談においては
よくある話です。

そして、その後
家長であるお父様の考えが
そのまま押し通されるケースがほとんどです。

長男以外の子供たちは
納得はしていないものの
高齢の父親に精神的な負担を掛けたくないと思い
父親の手前上は、ひとまずは納得いったかのように見せ
事を落ち着かせます。

しかしながら
しょせん納得のしていないことが
再燃するのは難しいことではありません。

その後、父親が亡くなり
母親と長男夫婦の同居となると
パワーバランスも変わってきます

父親の後ろ盾がなくなり、まもなく
一人残された母親との「嫁VS姑バトル」が再燃するものです。

こうして
父親の言い分を立てた形で相続をしても
それが到底納得のいかないものだった場合は
第2ラウンドが始まる可能性があります。

そして、そのことが
子供たちだけでなく
結果的に母親の精神的な苦痛を
続けてしまうことにもなります。

そうならないためには
やはり最初の相続の話が出た段階で
事をつまびらかにして
情報を共有すべきです。

しかし、それにより
身内の中で激しい衝突が発生するかも知れません。

また、場合によっては
関係が崩壊してしまう可能性もあります。

これに絶えられない人は
あえてリスクを背負わず
問題を先送りにするという選択肢もやむを得ないものです。