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株式会社沖縄ネット不動産
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売主側からは見えにくい沖縄の不動産業界のウラ事情

明日には台風26号は消滅しますが
なぜか週明けに暴風雨の予報が点灯した沖縄です。

さて、
不動産の所有者さんから売却の相談を頂くとき
不動産業者同士で競合することはよくあることです。

知り合いやリピーターからの紹介等の場合は
1社の不動産屋にピンポイントで売却依頼をされることもありますが
最近は不動産の一括査定サイト経由での売却相談も増えてますので
それらの場合は複数の不動産会社での比較検討が前提となります。

その後
売主さんとの面談や売却価格の査定等の経緯を経て
売主さんが不動産会社への売却の依頼形態を決定します。

具体的には
1社に絞って売却を依頼するか(専任媒介)、
複数の不動産会社に平行して依頼するか(一般媒介)です。

これは売主さんか決定することですので
そこで選ばれなかった不動産業者は
もう「お役御免」となります。(苦笑)

売主さんに判断頂くのは
先程の「専任媒介」か「一般媒介」の2つしかありませんが
その過程において、売主さんから
次のような質問を頂くこともあります。


今回は専任でどこか1社に依頼しようと思ってますが
オタクが専任に選ばれなかった場合でも
専任の会社の下でも売却の手伝いをしてもらえますか?

そのタイミングで
「オタクが専任に選ばれなかった場合・・・」と言うのは
なかなか微妙な質問です。専任で選ばれない可能性が高い・・・(苦笑)

専任に選ばれないということは
売主さん側からは報酬(仲介手数料)は頂けないことにはなりますが
自社で買主さんを見つけることが出来れば
買主さんからは報酬を頂けるチャンスが残ります。

ですので
基本的に断わる理由は無いものです。

しかしながら
専任の不動産会社がいる中で
別の不動産会社が買主を見つける前提としては
売主側からは見えない障壁を
クリアにしてもらう必要があります。

それは「囲い込み」です。


今の時代、もう「囲い込み」なんて無いですよね。あはっ

「囲い込み」とは
売主から売却依頼を受託した専任の不動産業者が
その物件の情報を他の不動産会社に提供せず
自社で買主を見つけようとする行為です。

これにより
専任の不動産会社は
売主と買主の両方から報酬をもらうことが出来ます。業界用語で「両手」と言います

県外の大手の不動産会社では
「囲い込み」は当り前のように行われていますが
人と人とのつながりを大切にする沖縄では
不動産業者間においても、
基本的には「囲い込み」は存在しません。

しかしながら、沖縄でも
特定の不動産業者においては
「囲い込み」が存在することは
業界内ではよくウワサされています。(笑)

同業者への物件紹介を露骨に拒む不動産会社もあれば
表向きは物件紹介は拒まなくても
いざ同業者が買主を見つけようとすると
のらりくらりと商談をかわしたり、
買主からの質問への回答レスポンスを遅くしたりと
買主が不安や不信感を抱くような対応を繰り返し
結果的に買主側からの商談の自然消滅を狙う不動産業者もあります。(苦笑)

いずれの会社も、地元のテレビCM等では
好感度の演出につとめていますので
表向きは「囲い込み」の気配など一切見えず
売主さんもマンマとそれに洗脳されるものです。

すっかり洗脳された売主が
そういった不動産会社に専任で売却を依頼すると
先程の売主さんが望んだような
「専任の会社の下でも売却の手伝い」は
実施的には不可能となります。

ですが、さすがに


○○社には依頼しないで下さいね

とは言えないものです。。営業妨害になるし

そうなると、あとは
売主さんがその不動産会社を
専任として選ばないのを祈るのみです。(苦笑)