日頃はうちなータイムの人も
急ぐと言われる12月のスタートです
さて、近年、
相続に関連する問題が様々なメディアを通じて
取り上げられるようになったおかげで
その対策も前倒しで準備する家庭も増えています。
具体的には
不動産は現金と比較して
相続税の評価額を抑えることが出来ますので
現金を不動産に変えて相続に備えている人も増えています。
しかし、その一方で
人は着々と高齢化していきますので
対策の有無とは関係無く
相続の現場は常に発生し続けています。
相続の大変な点はいくつかありますが
不動産屋の視点からすると
・不動産は基本的に分割できないため
現金化へのプロセスが発生すること
・相続人だけでなくそれ以外の登場人物が口をはさむこと
・感情的な問題に発展しやすいこと
・手続きに月日を要すること
などの問題がでてくることがよくあります。
また、相続の手続きは
月日を要するケースも多いため
相続人の中に高齢者がいらっしゃると
この高齢者の方への対応もポイントになることがあります。
具体的には
その人に認知能力があるかどうかは
重要なポイントです。
もし、相続人の中に
認知の能力の厳しい人がいる場合は
不動産を含めたその人たちの相続対象の財産は
基本的に動かせなくなります。
ですので、相続人の中に
高齢の方がいる場合は
認知能力が健全なうちに
相続手続きを完了させておく必要があります。
また、
遺産分割協議書を作成し
相続対象者全員の署名・捺印をもらおうとしている最中に
高齢の相続人が亡くなってしまうこともあります。
この場合、
亡くなった方の署名・捺印が未完だった場合は
遺産分割協議書は再度作成し直す必要が出てきます。
このように
時間を掛けて相続の手続きが完了すると
次はようやく、相続不動産の売却手続きです。
こうして、対応する不動産屋側も
着々と歳を取っていくことになります。