おはようございます。
今週末も台風との戦いを控えている
沖縄です。
さて、
そんな沖縄の不動産業界で
最近話題になっていることがあります。
それは
新築マンションの値引き販売です。
今年は、新型コロナウィルスの影響もあり
全国的に新築マンションの販売戸数が激減しています。
ここ数年、
不動産バブルに沸いたここ沖縄も、
ご多分にもれず新築マンションの販売が
苦戦しています。
その影響で
異例ではありますが
新築マンションの値引販売が横行しているのです。
不動産は元々の金額が高額なんで
値引きするのは普通なことじゃないですか、あはっ
確かに土地や中古の不動産などでは
値引きして販売することはあります。
また、新築マンションでも、
建物が完成後、長く売れ残っているお部屋や
販売しづらいマンションの場合は
分譲業者側も「早く売却したい」という心理が働くため
値引き額相当の家電券をプレゼントしたり
契約時にコッソリ値引きをすることはあります。
しかしながら
新築マンションの販売価格の値下げを
表沙汰にはしないものです。
なぜならば、その理由の一つは
値引きが表沙汰になると
不幸になる人も出てくるからです。
例えば、
値引き後の価格で購入できたラッキーなお客さんと
値引き前の定価で購入したお客さんとの間に
不公平感が生じるからです。
前置きが長くなりましたが
現在、沖縄で横行しているのは
新築マンションの販売価格の値下げを
表沙汰にしているのです。
中には完成前にもかかわらず
数百万円~1,000万円以上の値引きを公表し
販売している新築マンションもあります。
さすがに、
値引き公表の1週間前に契約しようとした人には
値引きを事前に告知をしたものと思われますが
1ヶ月前に契約したお客さんにはどうでしょう。
すでに契約済のお客さんが
わずか1ヶ月の間で
1,000万円も値引きされたことを知ったら
どんなにガッカリすることでしょう。
ハッピーな気分で購入し
引越しを楽しみにしている新居が
残念な気分になってしまうでしょうね。
余計なお世話かも知れませんが
既に契約済の方々にも
後付けでも良いので
多少の値引き相当分の家電券を
プレゼントしてあげるなど配慮してあげると
残念な気分の収め先が出来るかも知れませんね。
沖縄の全ての新築マンションが
苦戦をしている訳ではありませんが
このように新築マンションの値引きが横行してくると
近隣の中古物件にも影響が想定されます。
今回は表面的な話しかしていませんが
このような流れに至るには
我々が計り知り得ない状況と
マンション業者さんの苦渋の決断も
背景にあります。