この時期は休日にお店のシャッターを閉めていると
「てっきりコロナに感染したのかと思った」と
ご近所の方に心配をされてしまいます。(苦笑)
さて、以前
当社に相談があった話です。
その人は、
個人から不動産を購入したそうです。
購入した不動産は土地であり
売主も共通の知人を介して紹介された人でしたので
わざわざ不動産業者を通し仲介手数料を支払う必要も無いと思い
個人間で売買を行うことにしたそうです。
とは言っても
不動産の売買となれば
やはりそれなりの金額が動きますので
契約書だけはキチンと取り交しておこうと思い
ネットに掲載されているひな形を参考にして
自分で契約書を作成したそうです。
売主へ手付金を支払い、
領収書もキチンともらい
あとは所有権を移転する日を待つのみでした。
それからしばらくして
売主から連絡があったそうです。
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身内に相談したら「数年後にはもっと高く売れるのに、今売るのは勿体ない」
と言われたんで、やっぱり売るのはやめようね。
相談者はまさかそんなことが起きるとは思っていませんでしたが
ひとまず、契約時に支払った手付金だけは返してもらうように
話をしたそうです。
すると、売主さんは
と言い出したそうです。
困った相談者は
売主を紹介してくれた知り合いに相談しましたが
知り合いも、相手に強く言えるほど親しい仲では無いとのことでした。
ネットを参考にしたという契約書を拝見すると
手付金の金額等についての記載はありましたが
手付解除については記載が曖昧でした。
もしかしたら
売主はそれを分かって言ってきているのかも知れません。
いずれにしても
今の段階から当社が両者の間に入るよりは
弁護士さんに相談して対応してもらうのが早いと思う旨を
アドバイスさせて頂きました。
弁護士さんに動いてもらう費用は掛かりますが
売主が手付金を使い込んでしまってからでは
話がもっとヤヤこしくなります。
知り合いの紹介ということで
不動産業者に仲介手数料を支払うこと無く
安く土地を購入できると思っていたのが
トンだ話になってしまいました。
相談者がこの土地を購入することはもう無いでしょうが
次に別の土地を購入することになったときも
今回のことは思い出すでしょう。
不動産の売買は、プロの不動産業者であっても
その都度慎重に取引を行うようなシロモノです。