台風の影響で終日の雨となる沖縄です。
そんな雨降りが続く沖縄では
湿度がものすごく高くなります。
沖縄は周りを海に囲まれているため
いったん湿気に覆われると
水分の逃げ場がないのです。
とくに、海岸線近くの
切り立った丘の上の地域などでは
空気中の水分が上昇気流で水滴となり
湿度100%の霧にすっぽり覆われてしまいます。
また、沖縄は
鉄筋コンクリート造の家が多く
構造上、同様に水分の逃げ道がなく
室内でも湿度80%を超えるとこもザラです。
この「湿度80%」というのは
私たちの日常生活に一つの節目の数値のようで
例えば、湿度が80%を超えると
事務所などではコピー用紙などの紙が
ヘナヘナにシナるようになります。
この湿度80%以上の状態が続くと
棚にファイリングされているような紙類も
シナるようになります。
また、ダイキンさんのHPによると
室内の湿度が80%を超えると
カビが生えやすくなるそうです。
ダイキンHP ⇒
https://www.daikin.co.jp/school/class04/lesson02/
不動産の関連で言うと
販売中の空室の物件に和室がある間取りですと
タタミにうっすらと青カビが生えてしまいます。
青カビの生えている状態では
内覧も出来ませんし、
衛生上もよくありません。
不動産屋によっては
ドラッグストア等で販売している家庭用の除湿剤を
各部屋に置いたりしますが
あの除湿剤は最初のうちは湿気を良く吸いますが
すぐに吸収力も低下してしまい
建物全体で見ると気休め程度にしかなりません・・・。置かないよりは置いた方が良い程度
これに対し、カビ防止の観点でも
室内の除湿を効果的に行えるのは
除湿器かエアコンの除湿機能です。
そのうち、除湿器は
吸収した水がたまるタンクを
定期的に排水しなければならないため
電気代と手間が掛ります。
その点、エアコンは吸収した水が
ドレン管を通して自動で屋外に排出されますので
管理がラクです。
除湿器もエアコンの除湿機能も
電気代はそれなりに掛ってしまいますが
売却する不動産を良い状態で維持しようと思う場合は
24時間稼働させ続けることをお勧めします。
価格が数千万円する不動産を
買主さんが喜んで購入して頂けるのであれば
数万円の電気代は安いものと考えましょう。