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シロアリ被害があった不動産はダメダメ不動産なのか?

台風2号さんが徐々に遠のき
これから天気も回復していく沖縄です。

さて、
昨日の【湿気】に関連した内容です。

沖縄での不動産の湿気・カビ対策

沖縄は周りを海(水分)に囲まれた小さな島国です。

海水が温められて蒸発すると
それが南風に乗って沖縄にやって来ます。

そして、その空気が地上で冷やされたり
海岸線の丘陵地を駆け上ると
水分に戻ります。

それらが雨になる場合もあれば
霧のような湿気にもなります。

ザックリ言うと
そのようなメカニズムです。

そんな湿気を大好物としているのは
【シロアリ】です。

シロアリは、湿度が高くジメジメした
暗い場所が好きな陰気なヤツです。(笑)

そして木材をエサとする変なヤツです。。

沖縄の建物は
コンクリート造が多いのですが
ここ数年は木造の住宅が爆増していますので
格好のエサ場になります。

しかし、最近の木造住宅は【ベタ基礎】と言って
地面一面をコンクリートで覆った基礎の上に
建物を建てていますので、以前と比べて
地面から侵入しにくくはなっています。

以前、自宅にシロアリが発生したという方から
問合せがありました。

その住宅は
コンクリート造でしたが
室内の木材部分をシロアリにやられてしまったそうです。


シロアリが出た家は、もうダメダメな家でしょうか?

その人は、
今すぐに家を売却するという訳ではありませんが
ライフスタイルの変化とともに
将来的には家の売却や住み替えを考えている
とのことでした。

その際に、
「シロアリが出た家」は
資産価値が大きく下がってしまうのでは無いかと
心配されていました。

確かに、
シロアリの被害があった建物と無い建物とでは
売却の際の価格に差は出るものです。

そして
不動産を売却する際には、買主さんに対し、
過去に発生したシロアリの被害についても
説明を行なう必要がありますので、
心理的な理由から、購入を見送る人も出てくる可能性はあります。

しかしながら
シロアリが出た後、
害虫駆除の専門業者さんによって
キチンと駆除をしてもらい、
被害箇所を修繕するとともに
その後も業者さんに定期的なメンテナンス(経過観察)をしてもらえば
安心度は高まるとともに、価格の差も縮まります。

シロアリは、
これまで被害が無かったから
これからも大丈夫というものではありません。

シロアリは
地面からジワリジワリと侵入するだけでなく
空中からも室内に飛来・侵入しますので
いつ自分の建物がヤラれるのかも
分からないものです。

ですので
シロアリの被害が出たあと、
その対策として、床下に通風(送風)機を設置したり、
シロアリの侵入監視や巣の根絶を行なう
「モニタリングステーション」を設置する等されている建物は
シロアリ対策がキチンとされている建物として
かえって評価されることもあります。

シロアリ対策用の通風機

通風機用のタイマー

ですので、
シロアリ被害があったからと言って
過剰に落ち込む必要はありません。

そのあとの対処をキチンと行なえば
それほど心配するものではありません。