GW明けとともに梅雨入りした沖縄です。
淡水の少ない沖縄では
夏場の水不足を回避するためにも梅雨は不可欠なのですが
今年はダムもお腹いっぱいの状態です。貯水率は94%
さて、そんな梅雨時期の
不動産に関するお悩みと言えば
カビとシロアリです。
沖縄での湿気・カビ対策とシロアリについては
以前のブログに書いていますので
興味がある方は読んでみて下さい。忙しい人はスルーして下さい。
この中でシロアリ対策にも関連しますが
不動産を維持管理していく上で役に立つのが
【点検口】です。
【点検口】とは文字通り
建物の内部を点検するための扉で
天井や床などに設置されているものです。
点検口があると
天井裏の雨漏り、床下の水漏れ・乾燥状態、
木部の腐食、シロアリの侵入の有無など
建物の状況がよく分かるものです。
また、電気・空調・給排水設備の配管や配線は
天井裏や床下を通っていますので
これらの点検やリフォーム等をする際にも
点検口があると作業の段取りが容易になります。
このようにイイことずくめの点検口なのですが
最近は点検口の無い建物が増えています。
これは、
建物のオーナーや建築士がデザイン性を重視して
点検口を設置しなかったり、
そもそも床下が無い直床(じかゆか)である等の理由が有ります。
ちなみに分譲マンションでも
直床のタイプのお部屋がありますが
これは「床下のある二重床としないことによって
室内の天井高を確保したい」という建築主側の事情もあります。
こうなると
建物の状態を確認したり
設備の配管・配線を交換するのにも
ひと苦労することもありますが
点検口は、天井や床下がコンクリートで無ければ
あとから設置することも可能です。
これまでも
・雨漏り原因の調査
・漏水箇所の調査
・床下の状況確認
・シロアリ対策
・エアコンの交換
・天井換気扇の交換
等の目的で、あとから点検口を設置したケースが
いくつかあります。
費用はだいたい3万円程度ですので
リフォーム業者さんに相談されて下さい。
・新築の建物の建築を計画している人
・建物や設備のリフォームを予定している人
・中古の不動産の購入を検討している人は
等は、点検口の有無を確認するとともに
必要に応じ追加で点検口の設置をされると良いと思います。
建物の話しに限らず
仕事やプライベートでも
何だか上手くいかないことや
しっくり行かないことがあったときも
自分自身の点検口から
自分を確認してみると良いと言われます
自分の身体に穴を開けることは出来ないので
身体的なことであれば病院で人間ドックなどの検診を受ける、
内面なことであれば、旅行に行って自分を見つめ直したり
自分のことをよく知っている友人に会って
食事や酒を飲むのも良いでしょう。
現在はコロナの影響で、
遠出をしたり他人と会食をするのも
なかなか難しい時期ではありますが
心身の健康を保つのには必要なことでもあります。