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沖縄の海沿いの眺望が貴重な理由

今日はあいにくの雨模様ですが、
そろそろ梅雨明けの近づいてきた沖縄です。

さて、
先日、沖縄の宮古島で
ホテルの経営者が保安林を勝手に伐採した
というニュースの掲載がありました。

yahooニュース ⇒
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cd08e92b874b23a55aa5fe34d7bea35db2ece85

その記事によると、
ホテルの経営者が、友人の土地の木を伐採するよう
従業員に指示したところ、従業員があやまって
保安林まで伐採してしまったという内容です。

事の真相は分かりませんが、悪いことをした人が
言い訳に使うときの常套句のようでもあります。(笑)

日本には森林法という法律が有り、そこでは
森林の生産力向上と森林の保護が規定されています。

森林は、山にはえているものが馴染みが深く
これらは土砂災害の防止、水源のための浸透、
二酸化炭素の吸収などの重要な役割を果たしています。

また、今回のように
海岸沿いにはえているものもあり
それらは防風・防潮の役割を持っています。

これらの重要な役割を持つ森林を守るために
森林法では【普通林】、【保安林】等を指定し
これらの伐採を規制しています。

沖縄のプレミアムである海沿いの不動産にも
保安林がはえていることが多いですのですが
台風の際には、文字通り保安林が建物を守ってくれます。

しかしながら、
過去には台風銀座と呼ばれた沖縄でも
台風が来るのは年に数回で
そのうち保安林の有り難みを感じるのは
年に一度あるかないかです。

このような状況ですので
海沿いに建物を所有するオーナーからすると
「保安林は建物を守ってくれるもの」というよりは
せっかくの海沿いの眺望を阻害する邪魔もの」
というような感覚の人も少なくありません。(苦笑)

そうすると
先程の疑惑のように勝手に伐採し
地元の住民や役所とトラブルになる
いうケースも出てくるのです。

そう考えると
沖縄の海沿いの土地で
眺望が確保されている物件は
あらためて貴重な不動産と言えます。

沖縄の青い海と自分の敷地との間に保安林があり
それが絶景の眺望の支障になることがあったとしても
保安林の所有者や役所と良い関係をつくれれば
保安林の管理についても相談出来るものです。

とくに県外の人は
地元の人への配慮も忘れないようにすることが
沖縄での生活を楽しめるポイントでもあります。