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不動産売買にはびこる悲しい性

梅雨入りしても、やっぱり
なかなか雨が降らない沖縄です。

さて
不動産の売買においては
多くのケースで金融機関が関わるものです。

不動産を購入する際に
金融機関から融資を受けるケース。

購入資金(現金)は十分に持っているが、
低金利の好条件で
あえて融資を利用するケース。

不動産を売却し、借入の返済に伴い
設定されていた抵当権等を金融機関にて抹消するケース。

金融機関は
「不動産を購入する際に融資を利用して欲しい」
という働きかけだけでなく
不動産の売却に伴い売主の口座に入ってきた現金で
定期預金を組んで貰ったり、またその現金を元手に
別の不動産の購入を勧めたりします。

そういう姿をいつも見ているので
不動産業者からすると
「金融機関はお金を預けるところではなく
人サマにお金を借りてもらうところ」
という認識が強いと思われます。

そんな沖縄の金融機関で
先日不祥事が発覚しました。

不動産の購入を検討している知り合いに
銀行からの融資以外に
自分のお金を貸したというもので
出資法違反に問われています。


自分のお金を貸しただけなんだから、
大した問題無いじゃないですか。あはっ

この事件は
言い方を変えると
金融機関からの融資だけでは資金が足りず
本来は購入できなかった不動産を
金融機関で融資を利用してもらうために
自分のお金まで貸し付け購入させた
というものです。

つまり、目的は
【金融機関での融資を利用してもらう】ことであり
それを実現するために裏の手を使ったものです。

この話、
知り合いの元金融関係の筋の人に聞くと
形は別として、似たような話は
どこにでもあるようです。

以前、問題になった「かぼちゃの馬車」事件も
同様な話です。

これらの事件が発生した背景には
金融機関の【ノルマ】の問題があります。

ノルマは
経営側の立場からすると
人件費等の固定費を捻出し
組織を維持していくための
約束数値になります。

組織に所属する人の給料も
ノルマから捻出されることになりますので
ノルマが達成できず固定費等の回収が出来なければ
組織は縮小や解散となります。

そう言う意味では
【ノルマ】は必要な目標ではありますが
問題なのは、その締め付け具合です。

上場企業等でも
会社の売上数値や検査データを改ざんする等の不祥事が
相次ぎ発生していますが
いずれもノルマを達成するために
悪に手を染めてしまったものです。

不動産会社にも
営業のノルマを課しているところはたくさんありますが
不動産会社の場合は、歩合制の給与体系がほとんどですので
ノルマを達成するごとに歩合のインセンティブが与えられます。

ノルマを達成できなければ
上司からの人間性を否定されるくらいの
厳しいつるし上げご指導が待っています。

それらのつるし上げご指導を逃れるために
不動産屋の営業マンは
お客さんをダマしたり追い込んだりしてでも
強引に契約を取付けようとするのです。

そして、これらは
大手の不動産業者ほど
その傾向が強いようです。あくまでも一般的な話です(笑)