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沖縄の開発と不動産のサイクルとリサイクル

昨日は久しぶりに青空の広がった沖縄ですが
青空にかぎらず、タマに見るものは
その有り難みをあらためて感じますね。

さて、沖縄では経済発展と
観光ビジネスの拡大に向け
国の補助金や県外資本を主な原資として
開発が続いています。

道が整備されたり、
商業施設が次々と建てられたり、
お墓だった地域が住宅街に区画整備されたりと
自然豊かだった沖縄の景色もだいぶ変わりました。

沖縄と言えば
コンクリート造の建物が特徴的ですが
開発の続く沖縄においては
いくら頑丈なコンクリート製の建物と言えども
再利用されるケースは少なく、
既存の建物はまだ使用出来る状態であってもいったん解体され
新しい建物が建てられる「スクラップ&ビルド」が主流です。

とくに
現在の沖縄の不動産においては
広めの土地に建っている古い建物を解体し
その土地をいくつかに分筆して
分譲住宅を販売するという
というスタイルがビジネスの主流となっています。

その方が土地の使い勝手が良くなるとともに
いくつかに分けて分譲することで
買手側が購入しやすい価格帯に設定できるからでもあります。

そのような背景のもと
沖縄でも古い建物の解体現場があちこちにあり
それは今後も継続していく見込みです。

解体工事は端的に言うと
古い建物を壊すだけの
一見シンプルな工事ですが
費用はかなり高くなります。

解体には大型の重機を利用しますし、
解体に伴い発生する廃材の処分代も
結構掛かります。

さらに
築30年くらいの建物ですと
天井等の材料にアスペストが使用されている可能性も高くなり
アスベストが使用されていることが判明すると
建物の解体を行なう前にアスペストの撤去・処分が必要となり
その費用がグッと高くなります。

また解体工事の際は
音や振動など周りへの影響を伴う作業ですので
近隣への配慮も必要となります。

さらに
解体工事に伴っては
粉じんが発生しますが
いくら養生を十分にしていても
どうしても敷地外に飛散するものです。

これらにより
「音がうるさい」
「振動で家が揺れる」
「粉じんで家や車や洗濯ものが汚れる」などの
クレームが付きものです。

現場によっては、迷惑料と称し
それらに対する代償を要求してくる
当たり屋のような方々もいらっしゃいます。(苦笑)

解体工事は
これらのクレーム等への対応もあり
地主さんや建物のオーナーさん自らが
これらのクレームに対応するのは
大変な苦労を伴います。

そこで不動産の売却においては
それを含めて不動産業者が現場をまとめています。

解体工事は
周りに気をつかう工事ですが、
周りへの迷惑ばかりを気にしていては
作業が進まない工事でもあり、
開き直りも必要という面で
不動産業者にはピッタリの仕事でもあります。(笑)

沖縄では、
今後も開発の計画が目白押しであり
現状は「スクラップ&ビルド」が
永遠に続くサイクルとなっています。