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居住中の物件の内覧時のチョットした小技(売主編)

沖縄を通過した後に進化した台風6号は
日本周辺の亜熱帯化を示しているものと思われます。

さて
本日の内容は不動産の売主さん向けですので
良い子の買主さんはスルーして下さい。(笑)

不動産を売却する際に
売主さんが居住中の状態で
売却をされるケースがあります。

不動産屋の観点からすると、
可能であれば空き家の状態で募集をさせて頂いた方が
買手側にとっても購入後のイメージがしやすく
購入の判断も早いものです。

また、空き家は
室内も広く明るく見えるため
価格の面でもより有利に働くものです。

しかしながら
売主さんにも色々な事情がありますので
居住中の状態で売却をされるケースも
あるものです。

そんなときでも
売主さんがチョットした心掛けを持つことで
買主さんの心証を良くすることが出来ることがあります。

例えば、まず
玄関に常時出ている履き物を靴箱に入れ、
玄関の面積を広く見せるようにしましょう。

玄関は内覧者が
室内に入る最初の空間です。

人も第一印象が大切なのと一緒で
玄関に履き物が散乱し
見える床の面積が少ないと
「狭い玄関の家」というイメージが
脳ミソに定着してしまうものです。

また、
ご定番の事項として、水廻りを中心に
室内全体を片付けては頂きたいのですが、
日々の生活が現在進行形で営まれていると
どうしても生活用品が乱雑なままとなり
生活感もにじみ出るものです。

そんなときでも
ちょっとした工夫で
内覧時の印象が変わる小技があります。

それは、
室内のカーテンを全て開けることです。

カーテンを開けることの効果は
室内が明るくなり
より広く見えるだけではありません。

カーテンを開けると
内覧者の視線は
自然と窓の外の景色に行きます。

これにより、
内覧者の視線を室内からそらし
海馬に入る生活感を軽減させる効果があるのです。

よく
髪の毛の薄い人が
ハデな服装をすることにより
相手の目線が頭部に行きにくくにするようなものです。(笑)

不動産を内覧する人が見たいのは
所有者の生活ではなく
その不動産が持つ魅力なのです。

そのためには
いつ内覧があっても良いように
日頃からの片付けを心掛けるとともに
内覧時にはカーテンを全開にし
また室内の照明もフル点灯しましょう。

そうすると
生活感が薄れ、明るくて
より広い物件のイメージが残るものです。