30度越えの気温が懐かしい沖縄です。
さて
不動産には
「財産の一部」という位置付けがあります。
自己の居住用の不動産であれば
自分たちの生活を豊かにしてくれますし、
収益目的の不動産であれば
賃料収入で、自己の財産を更に大きくしてくれます。
その収益目的の不動産は
第三者への賃貸が基本的なスキームとなりますが
この第三者には色々な部類の人がいらっしゃるので
それが悩みのタネになることもあります。
先日、大阪の日本橋にて
テナントビルのオーナーさんが
逮捕されました。
大阪の日本橋と言えば
「西の秋葉原」と呼ばれるくらい
オタク系の街でもあります。(笑)
秋葉原を想像していただくとお分かりのよう
オタク系の街は、メードカフェやアダルト系のお店も充実しています。
そんな中、
今回、ビルのオーナーが逮捕されたのは
裏AV わいせつなビデオを販売するお店に
店舗を貸していた容疑だそうです。
もちろん
裏AV わいせつなビデオを販売していたお店の
経営者も逮捕されています。
しかしながら
今回特徴的なのは
犯罪を犯しているお店に
店舗を貸していたビルのオーナーが
逮捕された点です。
逮捕されたオーナーは
お店が販売しているわいせつなビデオが
違法なものであることを知っていた上、
それを放置し続けていたことが
逮捕の要因の1つだそうです。
また、
違法なビデオの売り上げから
家賃収入をもらい続けていたことも
逮捕の要因だそうです。
つまり
違法な営業をしている人たちに
自分が所有する不動産を貸して、
場所を提供し続けていると
不動産のオーナーも逮捕されますよ
ということなのです。
yahooニュース:
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee84156508d32b2bec9a3af0a2ccc090913fd369
沖縄にも
違法な営業をしているお店が
たくさんあります。
分譲マンションの一室での闇(違法)民泊、
喫茶店などでの違法カジノ、
マルチ商法や投資などの詐欺集団、
分譲マンションの一室での裏エステや
裏オプション付の違法風俗店、
などです。
これらは
表沙汰になっていないものもあれば
ネット上でコッソリ営業されているものもあります。
もちろん反社会的勢力な方々に
事務所をお貸しするのも違法です。
これまでは
建物のオーナー側も
「知りませんでした」で許されていましたが
最近は、今回の大阪のケースのように
「知りませんでした」では済まされず
共犯者として逮捕される可能性もあります。
今回の大阪での事件は
不動産のオーナーは、これまでは
「家賃さえもらっていればOK」で許されていたものが、
今後は、自分たちが提供している空間が
どのような人や会社がどのように使用されているかに興味を持ち
必要に応じ毅然と対応することが求められる世の中になってきましたよ
という前例になります。