沖縄の不動産が100円で販売される日

遠く離れた台風ですが
しっかり大荒れ沖縄です。

さて
先日のブログで、
「沖縄で人口減少が当初よりも早まっている」
という話題に触れました。

沖縄の人口の減少で観光需要に神頼み

自分たちの加齢と同様に
周りで年輩者が増えているのは
容易に実感出来ますが
観光客でワンサカしている沖縄では
人口が減少しているという実感は
なかなか涌かないものです。

しかしながら
市町村の統計からすると
人口が減少しているのは間違えのないことで
それに伴って、世帯数・所帯数も減少し
今後は家が余って行くことになります。

また、
ひと昔前の「子どもが実家を後継ぎする」
という文化はすっかり薄れて来ましたので
人口減少とは別に
実家の後継ぎの担い手がおらず
親が亡くなった後は空き家になっていく
世の中の流れがあります。

そんな中
日本では実際に空き家となっている家が
たくさんあります。

不動産広告の大手ポータルサイトでは
「空き家バンク」と称し
全国の約5,600件の空き家物件が掲載されています。

アットホーム「空き家バンク」：https://www.akiya-athome.jp/
ホームズ「空き家バンク」：https://www.homes.co.jp/akiyabank/

また、各自治体独自でも、空き家・空き地の情報サイトを
掲載しています。

国交相HPより⇒
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/akiyabank_link.html

掲載されている物件を見ると
交通の便の悪い田舎の地域で
空き家となっている物件が多いようです。

県外では
5万円から売りに出ているものもあります。

5万円から買えるんだったら、スグに売れちゃうんじゃないですか？

そう思いがちですが
その物件は数年間掲載されたままで
なかなか買い手が見つからない状態のようです。

どうやら金額だけでなく
収入源となる仕事や
周りとのコミュニティや
地域の特性等の課題もあるようです。

でも沖縄だったら飛ぶように売れるんじゃないですか？あはっ

その通りです。

南国リゾート沖縄は
不動産バブルが健在ですので
現状は「空き家」として
タタキ売りされる不動産はございません。

仮に
破格値で購入できる不動産が
「空き家」として掲載されたとしたら
みんなが秒速で飛びつくことでしょう。（笑）

いわゆる「へき地」であっても
沖縄の場合は喜んで住みたい人はいるものです。

そんなこともあり、沖縄では
現状「空き家バンク」に掲載されている物件はありません。

でも、沖縄でも人口減少が始まるんですよね。あはっ

そうなのですが
沖縄の不動産は日本全国や海外からも
狙われていますので
やすやすとは市場に出回らないでしょう。

沖縄の不動産が
「空き家バンク」のレッテルを貼られ
タタキ売りされるようになるのは
あと20年くらいは掛かるかも知れません。