この時期のご遊説は
「お花畑」とご指摘を頂戴するようなものですね。
さて、先日
不動産の購入を検討している県外の知人から
連絡がありました。
いま不動産を見に来てるんだけど、
不動産屋から「今が買い時です」と言われたけど本当か?
というものでした。
知人いわく
物件の内覧の後、不動産屋の担当者から
「不動産は今後値上りするので、買うのなら今がベターです」
と 追い込みを掛けられ 言われ
気になって電話してきたようです。
それは不動産屋の常套句なので気にしないで。
その物件が欲しいかどうか等で決めたらいいですよ。
と伝えました。
今後不動産が値上りするかどうかなんて
占い師でも分からないものです。(笑)
確かに、
原材料費や光熱費、人件費の値上げなど
不動産が値上りする要素はあります。
しかし、その一方で
金利の上昇、少子化、供給過多、
不安定な社会情勢など
値下がりする要素もあります。
ですので
不動産屋は
購入を検討する人には
「不動産は今後値上りするので さっさと買いなさい! 今が買い時です」
と言い、購入を促します。
また、
売却を検討している人には
「不動産は今後値下がりするので、 さっさと売りなさい! 今が売り時です」
と言い、専任での売却を促します。
つまり
相手によって
使い分けをしているものです。ダブルスタンダード
不動産屋の心理からすると
「今後不動産が値上りする」とか
「値下がりする」とかはどっちでも良く
目の前の商談の相手が
不動産を買ってくれ(売ってくれ)さえすれば良いのです。
不動産屋のビジネスは成功報酬型であり
契約が唯一の成果ですので
興味があるのはそれだけ
という不動産屋の担当者も多いものです。