沖縄の不動産はやったモン勝ち？

今年も県外と沖縄の気温の
逆転現象が始まりましたね。

さて、
沖縄の宮古島市にある伊良部島のビーチで
地元(たぶん)のオジーが設置した海の家が
ちょっとした問題になっているようです。

伊良部島は
人口約5,000人の離島ですが
2015年の伊良部大橋の開通、そして
2019年の新下地空港の完成に伴う定期便の就航により
観光客が爆増しました。

それに伴い、近年の沖縄で
不動産がウナギ登りした有数のエリアです。（笑）

今回のビーチは【中之島ビーチ】と言う
下地空港近くの小さな海岸ですが
宮古島を訪れる芸能人のインスタにもよく投稿される
人気のビーチです。

そのビーチにオジーが勝手に海の家を設置し
ビーチ用具の有料レンタルを始めたところ
売上が好調に伸びたようです。

そもそも、そのビーチがある場所は市有地ですので
市有地を含め他人の土地に
勝手に構造物を設置すること自体違法なのですが
問題が大きくなったのは
売上に味を占めたオジーが、GWの稼ぎ時を狙い
「ビーチの入場料を取る」と言い出したことからです。

観光客等からの苦情が増え
役所も何度か行政指導を行っているようですが
オジーも「やめるつもりはない」開き直っているようです。（苦笑）

沖縄では他の観光スポットでも
周辺の土地を有料駐車場にして
大儲けしているケースも多々有ります。

それはそれで問題無いのですが
中には農地法という法律で
畑以外には使用してはならない土地を
勝手に駐車場として使用しているケースもあり
これは当然違法な行為です。

また、自分の駐車場や施設から
海へのアクセスを良くするために
海岸線にある防風林を勝手に伐採しているような
ケースもあります。

そして、それらには
県外の反社系の方々が
絡んでいることも多々あります。

まぁ、
そもそも沖縄の海沿いのホテル等では
役所の許可を得てはいるものの
公共の海岸を「プライベートビーチ」として
ウリにしているところもあります。（苦笑）

県外の方からは

沖縄って、こういう 不法占拠ごと に寛容なんですか？

と聞かれることもありますが
それも一理あるかも知れませんね。（苦笑）

観光県の沖縄は
美しい自然そのものが観光資源として
お金になります。

その美しい自然はみんなのものだから
自分がどう営業しようと勝手でしょ、
という理論なのかも知れません。

先程の伊良部島のビーチの問題も
オジーが海の家を設置した時点で
お役所さんがすぐに止めさせておけば良かったのですが
「行政指導」はすれども、本人からすると
黙認のようになってしまった感もあるでしょう。

そして
その状態がしばらく続いていたのに
「苦情が増えているので止めなさい」と言われても
本人からすると「今さら」感もあるのではないでしょうか。

県外の方からは
沖縄の不動産に関する「やったモン勝ち」の話について
よくご質問を頂きます。

ものごとは
小さな違反から芽を摘まないと
すくすくと大きな違反に成長してから止めさせようとしても
「何で今さら？」となかなか 言うことを聞かない 効果が無いものです。（苦笑）