沖縄の空の玄関口の那覇空港がアップデートする日

梅雨前線の影響で
今日は激しい雨が降る予報の沖縄です。梅雨だと言うのをすっかり忘れてました・・・

さて、
離島の沖縄において
県外・海外からの観光客やビジネスマンの
往来の要となっているのが空港です。

コロナの時期を除いて
遠く離れた離島の沖縄に
毎年これだけの観光客が安定してやって来れるのは
沖縄に立派な空港が整備されているからでもあります。

また、沖縄は
人口約140万人にもかかわらず
那覇空港だけでなく、石垣島や宮古島にも
立派な空港とターミナルビルが整備されており、
他の地方都市と比較しても
大変優遇されている県です。

そんな沖縄の空港の代表格である那覇空港は
リゾート感も満載です。

那覇空港に到着し飛行機を降りると
最初にモワッとした生暖かい空気を感じますし、
到着口までの通路は
たくさんの胡蝶蘭が出迎えてくれます。

空港を出た後、
観光地やホテルや商談先など
それぞれの目的地に移動することになりますが
車社会の沖縄では、その主流はやはりレンタカーです。

しかし、
現状、那覇空港には
自動車専用道路の接続がないため
目的地までの移動にあたっては
時間帯によっては渋滞に巻き込まれることになります。

また、その逆で
沖縄から県外に帰るときも
那覇空港まで直結した
自動車専用道路がないため
空港までの所要時間が読めないこともあります。レンタカーの返却時間もあるし

これらの点は、
県外や海外の主要空港と比較して
かなり見劣りする部分でもあったため
その改善が以前から指摘され
徐々に計画は進んでいました。

それがこのたび、
那覇空港へ直結する自動車専用道路の整備が
ようやく見えてきました

これまで高速道路からの専用道路の終点であった
「名嘉地(なかち)IC」の空港側の出口が来月に閉鎖され
那覇空港への専用道路の整備が
本格的に始まります。

ちなみに、
専用道路の整備に必要な用地も
那覇空港周辺の自衛隊の敷地となっている軍用地を
一部返還して用地確保を行なっています。軍用地は土地の使い勝手も良い

空港に直結する専用道路が完成すると
これまで以上に、那覇空港の利便性が向上し
観光において大切な「快適性」や「イメージ」も
向上することになります。

県外や海外のリゾート空港にも
見劣りしない玄関口になるでしょう。

ただし、
完成までの工事の期間は
それなりの工事渋滞も予想されます。名嘉地ICの出口閉鎖部分も渋滞するし・・・

また、専用道路完成後も
現在、問題が慢性化している
空港や駐車場でのレンタカーの受け渡しによる
ターミナルビル周辺の道路の渋滞や
駐車場の慢性的な満車状態への対策も
一段と必要となります。

いずれも
オーバーツーリズムを回避しつつ
地元にとっても観光客にとっても
快適な沖縄を維持するための
不可欠な施策です。

那覇空港へ直結する
専用自動車道の開通は
2027年の予定ですので
アップデートした那覇空港を
どうぞお楽しみに。その時まで沖縄やその周辺海域が平和でありますように