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不動産の安物買いのゼニ儲け

室内での扇風機の風も
やや肌寒さを感じるようになった沖縄です。

さて、先日
徳島県の県立高校向けに調達したタブレット3,600台が
使えない状況になっているとの報道がありました。

このタブレットは
学校でのICT環境の整備を後押しする
文部科学省の「GIGAスクール構想」という制度の補助金を活用し
購入・配布されたもので、徳島県だけでなく
全国では約600万台のタブレット等が購入されているそうです。

そのうち、徳島県では
数年前からバッテリーを中心に不具合が発生していますが
その製造元はお隣の大国だそうです。(苦笑)

タブレットの購入・調達は
各自治体で独自に実施されているようですので
徳島県でも何らかの手続きを経て
購入することになったものと思いますが
お隣の大国製を購入するとこになった理由は
おそらく価格面ではないかと想像します。

今の時代、
カタログ上のスペックは
立派なものばかりですので
発注仕様書だけでは
特定の製造元を排除することは
難しいものです。

ですので
発注する側としては
ある程度一般的なスペック以上の機材を
発注仕様書とし、価格競争させた結果で
今回の調達先になったものと思いますが
実際に導入・使用してみたところ、
数年で使えなくなってしまったというのが
事の顛末だと思われます。

結果的には、ちまたによくある
「安物買いのゼニ失い」という状況です。

タブレットが故障してしまったのおかげで
生徒たちにとっては、貴重な学習の機会を
失ってしまったことになります。

しかし、
現在の子供たちは、学校のタブレットがなくても
小学生でも自分のスマホを持っている時代ですので
リテラシーにそれほど影響がある訳では無いでしょう。

また、将来の日本を担う子供たちが
「安物買いのゼニ失い」ということを
目前で体験したという意味では
意味のあることだったかも知れません。(笑)

不動産の世界でも
同様な考え方があります。

例えば、
一般的に、新築物件は
中古物件と比較して
価格が高いと言います。

とくに近年の
人件費や材料費の高騰により
新築物件の価格はウナギ昇り状態です。

よって
新築の不動産を購入し
それを賃貸借する収益物件として
運用しようとすると
なかなか利回りは良くないものです。

ローンを利用して購入した場合は
さらに利回りが厳しく
場合によっては固定資産税分を
捻出できればいい方というケースもあるでしょう。

しかしながら
自己居住用として住むのであれば
新築物件の方が耐用年数が長く
また、購入初期の頃はメンテナンス費用も
ほとんど掛りません。

よって、
将来売却することになった場合でも
大きな維持費が掛らないうちに売却出来れば
その恩恵を享受することも出来ます。

これに対し、
中古の不動産を収益物件とする場合は
新築と比較して購入価格が安くなるぶん
利回りは良くなるものです。

立地等の条件が良ければ
年数が経過しても
家賃は新築時と変わらないという物件もありますので
利回りの面では有利です。

しかしながら、
中古物件の場合でも
「安物」だからという理由を主として
購入してしまうと、その後の対応で
苦労することになります。

一般的に、
「安物」となるのは
築年数が経過した不動産となるものです。

築年数が経過した物件は
設備の不具合の発生リスクも高くなります。

賃貸物件にしても
自己居住用の物件の場合でも
人が住んでいる状態での不具合の発生は
どうしても「急ぎの対応」が求められるものです。

急ぎの対応が求められる場合は
金額の比較検討も出来ませんし
対応の主導権は業者さん側にあるため
金額の精査・交渉も難しいものです。

そうすると
どうしても高めの出費となるものです。

そして、
築年数が経過した不動産は
これらの不具合が頻発するリスクもあります。

こうして、
購入時の価格は安くても
購入後の出費が重なり、結果的に
収益物件の場合は利回りが伸びなかったり、
自己居住用の場合でも負担が大きくなることは
よくるものです。

結局、不動産も
安物買いは後々に出費が発生し
ゼニを失うことも多いということです。

しかしながら
世の中には、目利きの人もいるもので
中古の不動産を安く購入し
そのぶん、良い利回りを出して
しっかり収益を上げている方々も
たくさんいらっしゃいます。

その観点には
設備の状態、リフォームの有無のチェックが
欠かせません。