本日は旧暦の元旦ですので
明けましておめでとうございますの沖縄です。今晩は旧正月は新年会
さて、
不動産の仕事をしていると
マカ不思議な不動産に出くわすことがあります。
マカ不思議と言っても
オカルト系での脅しではありませんので
ご安心下さい。(笑)
例えば、沖縄の場合は
本来は建物が建てられない土地であっても
地元や県外の大手の企業が計画をすると
あっという間にホテル等が完成してしまうこともよくあります。(笑)
不動産は高額な商品なので
その取引には大きなお金が動くと言いますが、
ウラでも大きなお金が動いているのかも知れません。
また、
自分の土地なのに
法律や条例等の規制があり
自由に建物が建てられないというケースは
よくあります。
これらは、
観光県である沖縄の自然や景観や文化を
守るための規制なので、総論としては
みなさん納得されていますが、
それがいざ自分の土地にヒットしてしまうと
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財産権の侵害だ!
と怒りまくる人もいらっしゃるものです。
また
見た目は普通の道路なのに
名義を調べてみると
実は個人の私有地という土地も
よくあります。
道路となっている部分の
個人の所有者からすると
無償でも良いので道路部分は市町村に引き取って欲しい
と思うものです。
しかしながら、現実は
市町村が引取りを拒否しているケースも多いものです。
これは
道路は維持管理にコストが掛かるため
市町村が安易に引取りを行なうと
それらのコストが膨らみ
市町村の経営を圧迫することになるためです。
以前本ブログでも取上げた
長崎市の通せんぼ事件の土地も
市や町が道路部分の私有地を買取り出来れば良かったのですが
その買取金額しかり、買取った後の道路の維持管理のコストが
市や町の税制を圧迫することになるため
手が出せなかったという事情もあります。
また、
土地の名義が個人である道路の中には
「市道○号線」や「町道△号線」などの
名称が付いている道路もあったりします。
これは、先程のケースとは逆で
本当は役所を買収をしたいが
土地の所有者が手放すのを拒んでいるため
私有地のままとなったという経緯のものもタマにあります。
道路としてしか使えない土地であっても
不動産である以上は、
安々と手放したく無いという心理が
働いているのかも知れません。
これらの不可解な不動産に出会うたび
不動産屋は頭を悩まして
糸のほつれた理由から調べることになります。