GWの帰省ラッシュや
高速道路の渋滞とは無縁の沖縄です。シーミー(清明祭)による渋滞はあるけどね
さて、
不動産屋にも日々
色々な電話が掛かってきます。
たとえば、
新年度になったばかりのこの時期は
体験やOJTと称して
入社早々の新入社員に電話営業をさせる ブラックな 会社からの
電話も多いものです。(笑)
また、
不動産屋ですので
不動産に関連する問合せ等の電話も掛かって来ますが
その中には
○○の辺りの土地だけど幾らくらいするの?
と電話でストレートに
金額を聞かれることもあります。
この場合、大体は
もう少し詳しい情報を教えてもらわないと
お答えできない旨を
お伝えすることになります。
すると
何で~、オタクは無料査定とかとが言っておきながら
教えてくれないの~?ケチだね~
とお叱りを頂くことがあります。
確かに
商売になるかどうか分からない知らない人から
電話一本で価格を聞かれても
ハイハイとは答えられないケチな面は否めません。(笑)
しかし、
理由はそれだけではありません。
不動産は
電話一本でお答えできるような
シロモノではない点もあるからです。
たとえば、
建築基準法で認められた道路との接道の有無は
これによって建築物が建てられるかどうか
また建て替えが出来るかどうかが変わって来るため
不動産の価値を左右する
一番のキモと言われています。
また、接道があった場合でも
道路の幅員(道幅)や傾斜の有無や
近隣との高低差の有無など
条件の違いによって
価格が大幅に変わることがあります。
ですので
同じ町内や丁目であっても
これらの条件の違いによって
価格が1,000万円単位で変わることはよくあります。
ですので
たとえ概算金額の回答であったとして
その不動産について
もう少し詳しい話を確認させていただかないと
なかなかお答えしずらいものです。
以前、
同業者さんからも
同様な問合せをいただいたことがあります。
同業者ですので
不動産については当然詳しく
自分たちなりに価格査定はされていました。
しかしながら
不動産の存するエリアの
いわゆる相場等が分からないため
当社に確認の問合せがあったものです。
その同業者さんとは面識もあり
ムゲにすることも出来なかったため
電話で確認した情報をもとに
大体イイんじゃ無いですかね~
と彼らが自分たちで査定した価格に対し
賛同をしました。
それから暫くして
同業者さんから問合せのあった不動産の
現地を見に行く機会がありました。
すると
電話で聞いて想像していた状況とは
だいぶ異なりました。
電話で賛同した価格とも
かけ離れることになります。
知識のある不動産屋であってもそうですので
一般の人、さらに電話で初めて話す人には
電話一本ではお答えできないリスクが
不動産にはあるものです。もちろん勿体ぶってもいますけどね