誰もが「ラッキー7」の7月です。
さて
世の中には不動産業者がゴマンとあり
常に右肩上がりで増加しています。
限られた国土の中で
不動産業者が増加しつつある訳ですので
当然にパイの取り合いが発生します。
不動産業者間で
争いが絶えないのは
このパイの取り合いという背景があるものです。
また、
新たなパイを開拓するのも
業者間での争いを回避するための手段ですが
その開拓方法もグレーなものが多いのが
不動産業界の特徴でもあります。(笑)
例えば
先日逮捕された東京の不動産業者の
認知証の気のある高齢者をダマして
不動産を高く売り付けるという手口も
「高齢化・認知証」という新たな市場を
開拓・悪用したものです。
また、最近は
「底地を買います」とか
「使わない私道を買います」という
ビジネスも増えつつあります。
【底地】というのは
土地の上に第三者の権利が存在する不動産のことであり
大ざっぱには「借地」と同じ意味です。
例えば
沖縄の異国情緒な風景の一つである「外人住宅」も
昔ながらの外人住宅は、
借地の上に建っているものも多いです。
また、
近年、沖縄でも店舗数が増加しているコンビニも
区画整理地などの土地の資産価値が高いエリアや
相続絡みで地主さんが手放さない土地等では
借地の上に期間限定で建てられているコンビニも
少なくありません。
これらの底地や借地は
地主さんは賃借人から賃料をもらって
土地を貸しています。
その相場は「土地の価格の2~5パーセント」だとか
「固定資産税の価格の5パーセント」とか
色々な説がありますが、いずれにしても
高い価格ではないのが実情です。
よって、
底地や借地は収益性の面で見ても
決して高い利回りではなく
底地や借地の地主さんによっては
土地を所有していること自体に
負担を感じている人もいらっしゃいます。
また、
底地や借地に似たようなもので
本来は自分の土地なのに
第三者が自由に通行しているという
「私道」があります。
私道の場合は
先程の底地や借地と異なり
賃料は発生しないものがほとんどであり
タダで自分の土地が通行されているということから
地主さんがさらに大きく負担を感じる土地です。
そんなところに目を付けたのが
先程の「底地や私道を買取りします」の
不動産屋です。
彼らは
「地主さんを負担から解放します」
という表霊感商法的な善意にて
アプローチしてきます。(笑)
しかしながら、底地や借地は
その土地を所有者が自由に使えない
という制約があるため
不動産の評価額も低く
通常の土地と比較して
売買の相場もかなり安くなります。
こうして
底地や借地の買取りをうたう不動産屋は
かなり安い金額でその土地を取得することが
出来ることになります。
そのあとは・・・
長くなりますので
続きはまた次回。