先週末に失態してしまったため
厳戒態勢を取らざるを得ない週末の沖縄です。。
さて
沖縄は珊瑚礁が隆起して出来た小さな島国ですが
昔はさらに小さな島国でした。
それが
諸外国との交易や人口の増加に伴い
300年くらい前から
海岸線を徐々に埋立て
陸地をどんどん広げてきました。
当社のある那覇市も
西側のエリアは
もともと海だったところを埋立して出来た街も多く
その名残は地名にも残っています。
たとえば
昔ながらの歓楽街が一角に残る「前島」などは
文字通り海の中の島でしたし、
県庁のある「泉崎」は
文字通り海岸線の御崎(みさき)でした。
那覇市以外でも
近年人気の沖縄の海沿いの新興住宅街は
ほとんどが元々は海だったところを
埋立して出来た街です。
沖縄のウリの一つは
この美しい海でもありますので
海岸線の埋立ては
自然の持つ財産を生かした
素敵な街づくりでもあります。
しかし、近年、
沖縄では「海の埋立」は
デリケートな話題に成り上がり
埋立の話題自体がタブー視されることもあり
埋立についての重要なことも
口にされる機会がすっかりスルーされている感があります。
以前、
沖縄の海沿いの街づくりの仕事に
従事された方から聞いた話です。
海沿いの埋立工事は
自然との闘いでもあるので
それなりに大変だったそうです。
その一つが
「水対策」だったそうで
埋立は海岸線をせき止め
護岸を整備した後に
土砂を投入していきますが
そのときの海水の処理もひと苦労だそうです。
要は
埋めても掘っても
海水が出てくるのです。
これらをシッカリ処理し
地盤を強固なものにするのが
埋立のポイントですが
所詮もともとは海だった場所ですので
アレのリスクは残るそうです。
しかし
そのアレについては
埋立の土砂と一緒に
闇の中に封じ込め
その後は誰も口にすることはないそうです。