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年末年始はご先祖様が与えて下さった相続の場

ポカポカを超え
車内では冷房が必要なくらい
熱い陽が戻って来ている沖縄です。

さて
クリスマスも済み
世の中は年末年始の準備へ直行便です。

そんな年末年始は
日頃は顔を合わせない親族らと会ったり
実家の片付けなどの共同作業を行なう機会にもなります。

そんなタイミングは
日頃は話をすることもない相続について
話題にする良いチャンスでもあります。

しかし、


タマにしか会わないのに
わざわざ気まずくなる話題をしなくても・・・

とおっしゃる人も少なくありません。

その気持ちも分からなくはありませんが
タマにしか会わないから
話すのです。

確率は低いのですが
話題に出したことで
相手方の意外な認識を知ることが出来たり
又は誤解が解けたりと
良い方向に進むこともあるものです。

以前
将来、相続を控えたお客さんと
話す機会がありました。

そのお客さんは


ウチは全部長男に相続させるし、
子供たちもそれは分かっているから大丈夫。

 

と自信マンマンにおっしゃっていました。

沖縄の相続には
よくあるパターンです。

しかし
また別の機会に
その人の娘さん(長女)と話す機会が
ありましたが


私は自分の取り分はちゃんと主張するつもりだから

 

と自信マンマンにおっしゃっていました。(笑)

相続とはそのようなものです。

「相手もこう思っているハズ」などの
勝手な思い込みや決めつけが
実態とはかけ離れているのが相続です。

ですので、
それを解決するには
とにかく相続についてのコミュニケーションを交わすことです。

相続を話題に出したことで
残念ながらイザコザが発生したり
気まずくなることも多分にあるでしょう。

しかし、それは
「相続については兄弟は意見が合わない」とか
「モメる」ということを
ちゃんと認識出来たという成果を得たことになります。

そうすると、次は
あくまでも話し合いで解決を図るのか
それとも法的な場での解決に進展させるのか
次の手順の準備と心構えが出来ることになります。

理想的な言い方をすると
年末年始は、ご先祖様が与えて下さった
相続のための貴重な場でもあります。