ご多分に漏れず、
今年一番の寒さとなりそうな沖縄です。今年はまだ10日しか経ってないし
さて
不動産は目に見えるものだけでなく
表面からは見えない隠れた瑕疵や
所有者や周囲の人の心理的なものも影響するため
何かとトラブルに巻き込まれる要素があるものです。
そんな潜在的なトラブルを予知し
出来る限りリスクヘッジを行なった上で取引を完遂するのが
理想の不動産屋の姿です。
また、リスクが大きいと思えば
そもそも取引に関与しないというのも
不動産業者の大切な能力です。
世の中の多くの不動産業者は
そうなれるよう日々鍛錬を重ねていますが
しかし、その一方では
あえて渦中になればよく燃えそうな栗集めを
業とする不動産屋も世の中にはあるものです。
たとえば
土地の権利が曖昧な私道をあえて購入し、
その土地を通行しなければ生活に支障があるような利害関係者から
通行料や承諾料の名目で、お金をせしめようとする話は
この業界ではタマに聞きます。(苦笑)
数年前に
長崎でミニ開発の私道を買取り
周辺住民から通行料を徴収をしようとして
モメた話は記憶に新しいところです。
ちなみに本件は2024年1月に
住民と不動産管理会社で和解済とのことです。
それ以外でも
取り決めごとがしっかりされてない
共有名義の土地や共有の施設など
一般の人は取得を避けるような不動産を
あえて共有持分の権利を購入した上で
それらを独占的に利用して収益を得たり
あるいはゴネることで和解金などの対価を得ようとする輩もいます。
「トラブル引受人」というよりは
トラブルメーカー的な存在です。
社会には
他人を不機嫌にさせたり
怒らせるのが得意な人もいらっしゃいますが
世の中には、トラブルに対する嗅覚に優れ
それを生業にしている方々もいらっしゃいますので
どうぞそれに巻き込まれないにされて下さい。