まだまだ夏は長い沖縄です。
さて、本日のタイトルの
「不動産を買うときはモノ、売るときはヒト」は
不動産売買における大原則
と業界では言われています。
不動産を購入しようとする人は
不動産屋の担当者がいくら親切・丁寧であっても
その物件が良くなければ買わないものです。
逆の言い方をすると
どんなに無愛想な不動産屋でも
物件さえ良ければ高い確率で買い手が現れるものです。
これが一つの原則なのですが
不動産は成約が取れれば
大きな利益を得ることが出来る業界ですので
この原則なんかクソ食らえという考え方をする人も多いものです。(笑)
とくに
フランチャイズ系の不動産屋では
物件の善し悪しに関係無く
としかくお客さんに不動産を買わせるためだけの訓練を
しっかり叩き込まれます。(苦笑)
ですので
とにかくお客さんには親切・丁寧に接し
まんまと内覧に来てくれたお客さんには
強引なクロージングを掛けたり、猛烈な追客によって
何とか物件を購入させるように仕向け
成約を上げていくのです。
その一方で
不動産を売却しようとする人は
担当者や会社で不動産屋を選ぶと言います。
自分の大切な不動産の売却ですので
熱意を持って売却活動をしてくれるのはもちろん
不動産会社の販売力や宣伝力なども考慮し
売却をゆだねるものです。
これらの原則を念頭に
不動産を売却する時のことを考えると、
不動産を購入する人は物件の善し悪しが一番ですので
売主としてやらなければならないことは
「その物件いかにを良く見せるか」ということになります。
空室の物件であれば
ハウスクリーニングを入れて
専門業者さんに物件を出来るだけキレイに見せることは
それなりに効果はあるものです。
また、
居住中や使用中の物件の場合は
とにかく日頃からキレイにすること心掛け
とくにキッチン・洗面室・浴室・トイレ等の水廻りは
使用感が出来るだけでないよう
心掛けることです。
そして
その不動産の所有者だから知り得る
その不動産のメリットを
客観的に伝えてもらうのも効果的です。
くれぐれも押し売りにならないように
不動産の内覧をするとき、不動産屋は
お客さんの心のバリアを解くために
色々な雑談をすることがありますが
売主さんはこれには参戦しないで下さいね。(笑)
中には、不動産屋以上に
お客さんとの雑談を繰り広げようとする売主さんもいらっしゃいますが
この雑談が度を過ぎると、
肝心の物件の良さに対する印象が
ボケてしまうことになるものです。
不動産を購入しようとする人は
不動産屋や売主さんの人柄で購入する訳では無く
あくまでも物件の良さが一番だということをお忘れ無く。