週明けには台風11号がそろそろ接近しそうな沖縄です。
さて、不動産には
「せんみつ」(不動産屋は千のうち三つしか本当のことを言わない)や
「息を吐くようにウソをつく」(そのまんま)のように
いくつかの格言があります。
これらは
業界に従事する人が
自分たちの言動をあたかも正当化するように口にした言葉が、
徐々に定着化してきたものと言われています。(笑)
そんな格言の一つに
「マンションは管理を買え」というものもあります。
「管理を買え」って日本語的におかしくないですか?あはっ
マンションに限らず
不動産を購入する際に一番大切なのは
その人の目的やライフスタイルに合った立地選びです。
その不動産がどんなに素敵なものであっても
自分の目的に合わない場所である場合は
その素敵さも効果を十分に発揮できません。
また、将来の売却を考えたときに
買手を見つけるのに苦労するリスクが高くなります。
それらの立地条件をクリアすることを前提に
次に分譲マンションにおいて重要になって来るのが「管理」です。
完成して間もないマンションは
しばらくの間は共用設備等の不具合が発生するリスクも小さく
管理のことが問題になることも少ないものです。
しかしながら、
築10年くらいが経過し
建物や共用設備にも色々な不具合が発生するようになると
その一次対応をするのは管理会社となり
その対応の善し悪しで居住者への影響も変わってくるものです。
また、その頃になると
外壁の補修等の大規模修繕工事の実施検討が
必要となってきますが、そのときにも
ノウハウが必要となります。
もちろん日頃からの清掃やメンテナンスの意識の高さが
ボディーブローのように
数十年後のマンションの状態にも影響してくるものです。顔はやめてボディーボディーbyこども政策担当相
このように分譲マンションにおいては
管理が重要になって来ることから
「マンションは管理を買え」と言われるようになりました。
そんな、
ある意味真っ当な格言が
このたび業界の中にとどまらず
国交省も公式に使用するようになりました。
また、そのノリで
正直不動産とタイアップした
パンフレットまで作っちゃいました。(笑)また自称「正直不動産」を名乗る不動産屋が増えるかも(苦笑)
<国交省の作成したパンフ>
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001897810.pdf
その他にも
マンションの管理について
国交相さんが色々と啓発・啓蒙・注意喚起をしていらっしゃいますので
時間があるときに拝読してあげて下さい。
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk5_000052.html
人口の少子高齢化と同様に
国内に存在する中古マンションも高築年数化が進むと
今後ますます管理の重要性が注目されてくることでしょう。管理の成り手も不足してきます