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中古不動産の売買でトラブルを勃発させるガス給湯器

県外では朝晩がすっかり涼しくなっているようですね。沖縄も朝晩はエアコン要らず

さて
私たちの生活はすっかり便利になり
スイッチ一つで電気・ガス・お水・お湯を使えるのが
当り前となっています。

ですので、タマに停電が発生し
これらのインフラが一時的にでも使えなくなると
大きなダメージとストレスを感じるとともに
その時になって有り難みを再認識することになります。

ここ沖縄も
沖縄振興政策のおかげもあり
電力をはじめとし
これらのインフラも強靱化されていますので
停電も簡単には発生しなくなっています。

また、
沖縄の停電の代名詞である台風も
最近は沖縄への接近も少なく
ますます停電リスクは小さくなっています。

そんなぬるま湯な生活に
すっかり慣れている沖縄において
不動産屋泣かせな設備の一つに
「ガス給湯器」があります。

1年の約半分が夏の沖縄では、
給湯機を使わなくても
蛇口からぬるま湯の出てくるため
夏の間は給湯機が無くても過ごせますが
いくら常夏の沖縄と言えども
さすがに冬は給湯機が必要になります。(笑)

とくにこの時期は
そろそろ涼しくなって来たからといって
給湯機をフル稼働させようとすると
「給湯機が故障して使えない」という事象が
よく発生するものです。

ノーリツやリンナイなどの
給湯機の大手製造メーカが公称している
給湯機の標準使用期間は10年となっていますが
世の中の大半の給湯機は
それ以上の年数を普通に稼働しています。

そんな中、
中古不動産の売買においては
新しい所有者に引渡しをしてしばらくすると
この給湯機が故障して使えなくなることが
よくあるものです。

とくにここ沖縄は
給湯機に限らず住宅設備は、
標準使用期間内であっても
塩害によって故障が勃発することもあります。

このとき、
購入した側からすると
「高いお金を支払って購入した」という思いがありますので
いくら中古といえども、すんなり納得できないものです。

そして、
その思いが強くなると


こんなの売主か不動産屋で直してください。

 

と言いたくなるものです。

こうして
売主も不動産屋も
トラブルに巻き込まれることになります・・・

これらを未然に防ぐためには
まず、既存の給湯機の状態をよく調べることです。

そのためには
製造年月の確認はもちろん
実際にお湯を出して給湯の可否を確認します。

このとき、
多くの中古物件は
ガスを閉栓していることも多いため
この確認作業をするためには
ガス会社さんにガスの開栓をしてもらう必要があります。

また、
ガス会社さんの多くは
ガスの開栓の際に使用者の立会が必要となるため
不動産業者が開栓に立ち会うこともあります。

ガス会社さんにとっては
ガスの開栓にもコストが発生しますので
給湯機の動作確認のためだけの開栓は
ガス会社さんにとっては出費でしかありません。

しかし、ここは
ガス会社さんに協力をお願いするしかありません。

また、そのためには
ガス会社さんとの日頃からの感謝の気持ちも大切です。
ガス会社さんありがとうございます。

こうして、
ガス会社さんの協力も得ながら
給湯機の現在の状態を確認した上で
買主さんには、それを報告するとともに
現在は順調に稼働していた場合でも
そのうちに故障する可能性があることも
キチンと説明します。

これによって
中古物件の引き渡し後
間もなくの故障の場合に
その修理・交換代は誰が負担すべきかで
トラブルになることは防止できるものです。

ちなみに
最近のガス給湯機はミストサウナ付などの高機能なものもありますので
モノによっては工事費込みで40万円クラスもありますので
基板の交換などの修理や交換でも高額な出費となるリスクが高まっていますので
とくに注意が必要です。