おはようございます。
久しぶりに猛烈な台風の襲来を控え
この週末は台風対策を入念に行ないたいと思います。
自分の家の台風対策もちゃんとしないと、家庭の中に台風が発生します(笑)
さて
不動産の取引においては
売主と買主の利益は
相反するものです。
売主の心理で代表的なものは
以下のようなものがあります。
・少しでも高く売りたい
・買主は細かい性格の人ではないこと
・また引渡した後にアレコレ言って来ない人であること
・購入した不動産を大切にしてくれる人がいい
一方、買主の心理で代表的なものは
以下のようなものがあります。
・何とか安く買いたい
・こちらの注文は何でも聞いて欲しい
・引渡しにあたってはキレイで良い状態で引渡して欲しい
・購入した後に何かあった場合は売主側で直して欲しい
上記の本能をお互いに主張するだけでは
取引は到底纏まりません。
それを間に入って調整して行くのが
不動産業者の役割の一つでもあります。
そんな中、
買主さんが値引き交渉を申し出る際に
色々な理由を付けて
値段を下げさせようとする人がいます。
例えば
「浴室をもっと広くリフォームしたいので」とか
「リビングが西向きで夏のエアコンの電気代が大変そうだから」等を理由に
「○百万円値引きしてください。」と申し出る買主さんもいます。
しかし、そもそも、これらは
売主さんには責任も関係も無い話です。
「浴室を広くしたい」とか
「電気代が気になる」というのであれば
別の物件にしたらどうですか?
と思うものです。
売主さんからしたら
その買主さんにどうしても購入してもらわなければならない
事情はありません。
それどころか、買主から
「アナタのお家は浴室が狭い、電気代が高そうだ」
とクレームを付けられたようにも思うものです。
そうして
「この買主はあれこれイチャンを付けて値引きさせようとしている」
となるのです。
買主さんの気持ちも分かりますが
そもそも、「浴室を広くしたい」とか
「電気代を安くしたい」と言うのは
買主さんの事情ですからね。
そういう心理的ダメージを伴う交渉よりは
「○○万円値引きして頂けませんでしょうか?」
と率直にお願いをした方が
まだ売主さんの心象も良いと思いますよ。
売主にとっては値引き交渉をしないのが一番心象が良い
もちろん
値引きをしてもらうのですから
買主としての誠意や気持ちも
しっかり伝えるべきです。
その前提があれば
交渉が上手く纏まれば
契約に向けてお互いに喜びは
一段と大きくなります。
残念ながら商談が纏まらなくても
お互いにリスペクトする気持ちがあれば
何のシコリも残らないものです。