お早うございます。
最近の沖縄の挨拶は、もっぱら
「台風来ますね~」「台風大丈夫でした~?」
ですかね。。
さて、そんな台風の中で
近年の史上最強クラスと名高い
台風10号が沖縄~九州にやって来ます。
今のところ沖縄本島への上陸はない見込みですが
「オンナ心と秋の天気は変わりやすい」と言いますので
沖縄本島に急接近する進路変更の可能性もあります。
沖縄に台風がやって来る際に
多くの建物で現象が発生するのが
サッシからの雨水の吹き込みです。
今どきの
高級マンション等は機密性が高く
サッシの構造も改良されていますので
台風時でも吹き込みしない建物も増えていますが
ひと昔前の窓は、高い確率でサッシの下の部分から
雨水の吹き込みがあります。
これらを何の対策もしないで
そのままにしておくと
吹き込んだ雨水でサッシ周りの木部や床が濡れ
それを放置しておくと
木部や床材が変色・変形したり、腐食するなどして
資産価値にもマイナスの影響を与えます。
そこで、沖縄では、台風が来る前に、
サッシの下の部分に新聞紙やタオルを詰めて、
室内への雨水浸入を防ぎます。
しかしながら
この対策も万全では無く
台風の滞在時間が長かったりすると
新聞紙やタオルが水を吸いすぎてしまい
防水効果が無くなってしまうため
新聞紙やタオルを時々交換する必要が出てきます。
これが、前回の台風9号のように
夜間に台風のピークが来ると
夜中に起きて交換しなければならないなど
結構大変なものです。
そこで、最近は
台風が来る前にセットすると
台風が通過するまで
交換が不要な吹込み対策を行なう人も増えていますので、
本日はそれをご紹介いたします。
まず、
準備するのは
・テープ付きの養生シート(正式名称:布コロナマスカー)
・マスキングテープ
・ハサミ
です。
テープ付きの養生シートは
塗装の現場等で使用するもので
ホームセンターで
150円くらいで売っています。
マスキングテープやハサミは
100円ショップでも買えます。
対策の方法は、まず、
養生シートのテープを
両側30センチくらいの高さと
サッシの下部のフレームに張っていきます。
そのあと
養生シートのビニールの部分を広げ
マスキングテープで止めます。
これだけです。
この対策であれば
大量の雨水の吹き込みがあっても
室内に浸入することは
まずありません。
ちなみに、この対策は
雨水の吹き込みが始まった後は
水分で養生テープが接着できなくなることもありますので
吹き込みが始まる前の施工が効果的です。
台風による雨水の吹き込みは
台風の進路や風向きによって
発生の有無がありますが
先程のように、一度吹き込んでしまうと
その痕跡が残り、不動産としても
ダメージとなります。
この吹き込み対策は
沖縄以外でも使えますので
吹き込みが心配な方は
是非お試し下さい。