おはようございます。
今年の台風もこれでオシマイですかね。
さて
不動産を購入する際に
ローンを利用する人は多いものです。
近年の低金利の時代では
現金は持っていても
あえてローンを組む人もいらっしゃいます。
ローンのうち
住宅ローンの場合は
購入する物件の全額を
融資してくれます。
これに対し
収益・投資物件を購入する場合には
2~3割程度の自己資金が必要になります。
不動産は物件の総額も大きいので
2~3割と言うと、数千万円単位の
自己資金が必要となります。
そう考えると、ローンを組むのであれば
住宅ローンの方を利用したいたいと思うのは
自然の心理です。
実際に、
住宅ローン向けの商品であるフラット35を
収益投資物件の購入に不正使用していた事例が
山のようにあることが、昨年明るみになりました。
沖縄でも、県外の人が
住宅ローンを利用して不動産を購入したあと
その不動産を賃貸にするという行為が横行しています。
それらの影響で
現在、不動産を購入する際に
それが自己住居目的なのか
それとも収益・投資物件目的なのか
チェックが厳しくなっています。
以前、住宅ローンを利用して
不動産の購入を予定されている
お客様がいらっしゃいました。
購入目的は
純然たる自己居住用です。
収入もそれなりにありましたので
銀行の事前審査も承認となりました。
売主さんとの条件も整いましたので
売買契約を締結しました。
事前審査はOKとなっていますが
ローン特約付き(万が一、融資が下りなかったときは無条件で解除)で
売買契約を締結しました。
売主さんも買主さんも
これで引渡しまで順調に進むものだと
安心しました。
しかしながら
それから数日後、
銀行の担当者から買主さんに連絡が入りました。
金城さん(仮名)、アナタの住宅ローンは審査が止まってしまいました
びっくりした買主の金城さんは
その理由を確認しました。
団信(団体信用生命保険)とは、
住宅ローンを申込む際に加入する保険のことで
万が一、買主さんが亡くなった際には
住宅ローンがチャラになるという
魔法のような保険のことです。
買主の金城さんは
3ヶ月前に受けた人間ドックで血圧が高く
医師から再検査が必要であるとの指摘を受けていました。
その後、金城さんは
仕事が忙しいこともあり
再検査を受けること無く
そのまま放置していました。
そして、
住宅ローンを申込む際に記入した団信の告知書には
人間ドックで血圧が高く、再検査の指摘を受けたことを
そのまま記入していたのです。
告知ですので
ウソを書く訳にはいきませんので
それは正しいことですが
問題は再検査の指摘を放置プレイしていたことです。
銀行の担当者から
「ローンの審査が止まっている」と聞かされた金城さんは
急いで再検査を受けることにしました。
再検査が終わり
その検査結果を聞かされる日となりました。
すると・・・
この続きは
また今度。