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不動産が高く売れないのは不動産屋のセイ?

蔓延防止措置に指定された地域の人が
おっしゃっていました。
「私たち具体的に何をしたら良いのですか?」確かに

さて、
不動産の価格は
景気に左右されるものと言います。

平成の初期の頃に
バブルが崩壊した際には
数千万円単位で価格が下がった
土地や建物が沢山ありました。

そんな中、以前、
バブルが崩壊する前の時期に
転売を目的とし新築の分譲マンションの1室を
約9,000万円で購入した不動産業者がありました。

その頃は、バブルで儲かった不動産業者が
さらにひと儲けしようと、自ら不動産を購入するのは
よくある話しでした。

しかし、その後、
バブルが崩壊してしまいました。

その新築マンションでも
売れ残りの部屋が生じていたため
マンションの販売業者は
仕方なく値下販売をせざるを得なくなりました。

その後、
当初転売目的で購入した不動産業者が
マンションを売却しようとしたところ
当初購入した価格からマイナス約3,000万円でしか
売れませんでした。

不動産業者は
大きな損失が出てしまったことに腹の虫が収まらず
マンションの販売業者を訴えました。

不動産業者が同業者を訴えるという
よくある話しです。(笑)

訴えをおこした不動産業者の主張はこうです。


ウチが転売目的で購入していることを知っているのに
コイツらは9,000万円という高値で売りつけやがった。
その上、値下げ販売なんかするから赤字になったんだ。
損失分の3,000万円を損害賠償を支払え!

不動産業者らしい主張です。(笑)

この訴訟に対し、結論から言うと
裁判所は不動産業者の請求を認めませんでした。

「不動産の価格は需要と供給の関係で決定するものであるので
当初の販売価格である9,000万円も需要と供給による価格である。
また、バブル崩壊後に値下げ販売せざるを得なくなったのも当然のことである」
というのが裁判所の見解です。

ごもっともな見解です。

新型コロナにも負けず
沖縄の一部の不動産では
相変わらずバブルが続いていますが、
バブルが崩壊すると
不動産の価格が大幅に下がるかも知れません。

もしそうなった場合でも
それは不動産業者のセイでは有りません。

不動産の価格は
需要と供給のバランスで変わるものです。