昨晩の満月とフチャギ(塩豆もち)は
格別でした。
さて、そんな昨日は
【基準地価】の公表がありました。
基準地価は
7月1日時点の土地の価格について
都道府県から委託を受けた不動産鑑定士が
不動産の取引事例等をもとに算出したものです。
沖縄で公表された今年の基準地価によると
・住宅地でプラス1.6%
・商業地でプラス0.7%
・工業地でプラス12.1%
と、平均値ではありますが
コロナ禍にもかかわらず
全ての分野で相変わらず上昇しています。
この数字だけを見ると
沖縄での不動産バブルのイケイケの兆候が
相変わらず残っているように見ます。
しかしながら
この基準価格や上昇率等のデータについては
あくまでも参考程度に見るようにしましょう。
なぜならば
地価を算出する不動産鑑定士も
全ての不動産の取引の事例を
知っている訳ではありませんので
ある程度は数字をナメナメしていらっしゃるものです。
また、
「不動産には同じものは二つとして無い」
と言われるように、
例えば隣接する同規模の不動産であっても
取引価格が1千万円単位で価格が異なることも
よくある話しです。
そして、
それらの個別の状況は反映されず
あくまでも平均的な観点から
数値を算出した結果が基準地価だからです。
ですので、
沖縄の不動産のオーナーの方々も
今回の基準地価の価格上昇をみて
沖縄の地価は上昇しているみたいだから
自分の不動産も値上げしよう!
なんて思わないで下さいね。(笑)
不動産のオーナーは
とかく自分が所有する不動産に対しては
評価が高いものですが
沖縄での基準地価の上昇は
あくまでも平均値であり
地価が上昇している地点もあれば
下がっている地点もあります。
不動産は、
自分が売却するときは
アソコの土地が坪あたり○○万円だから、ウチの土地はもっと高いはず
と最大級の評価を行ない
逆に他人の不動産を購入するときは
ここの不動産は何てこんなに高いの?
と評価をこき下ろすものです。(苦笑)
ということで
地価の公表で一喜一憂するのは
あまり意味の無いことです。