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不動産の売買では相談する相手を間違えないこと

緊急事態宣言が解除されたと言えども
地震が発生した時間帯に、あれだけの人が
外出していらっしゃるんですね。さすが華の都・大東京

さて、
不動産は高額な買い物です。

世の中にはそんな不動産の売買を何度も行い
すっかり小慣れた方も沢山いらっしゃいますが
多くの人は一生に一回
売買を経験するかどうかと言われています。

つまり
実際に不動産を売買する際は
これまで経験の無い人がほとんどであり
様々な手続きに慣れていないものです。

そこで、
そういう方々をサポートして行くのが不動産業者の役割で有り
実際に不動産業者のアドバイスに従って
売買の手続きを進めていくのですが、
悲しいかな、これまで不動産業者が行なって来た歴史的なものを含め
不動産業者の言うことなすことが
あまり信用されないこともあります。(苦笑)

それもいた仕方ないことなのですが
これらの背景も有り、不動産を売買するときには
身近な人や知り合いに相談する人も
多いものです。

しかし、
その相談相手が的確な回答の出来る人であれば
ものごとは上手く進むのですが
不動産の場合は、相談される側も十分な知識が無かったり
間違った知識を持っていることも多いため
相談相手を間違えてしまい
得てして話はヤヤこしいことになるものです。

例えば
以前、分譲マンションの売買をしたときのことですが
物件の引渡しが完了して数ヶ月後、
買主さんから連絡がありました。


以前購入したマンションの調子が悪いんだけど
直してもらえる?


どうしたんですか?


門扉の具合が悪いんだけど

 

どうやら専用ポーチについている門扉が
閉まらなくなったようです。


後で伺いますので、ひとまず状況を確認させて下さい。

現地に行くと
確かに門扉が閉まらなくなっていましたが
原因は劣化によるもので、
調整程度では修復できない状況でした。

こちらのマンションは
築20年以上が経過しており
こちらのお部屋に限らず
所々で劣化が見られます。

売主さんもそれを気にしていたため
売却時の条件としては「現況での引渡し」とし
引渡し後、不具合等については
売主は責任を持たないという条件で売買の募集を行ない
契約・引渡しを行ないました。

ちなみに、
こちらの部屋の門扉は
引渡しのときはちゃんと閉まっていましたので
引渡しをして暫く使っているうちに
閉まらなくなったのでしょう。


○○さん、これは劣化によるもので、残念ながら直せないですね~。ちなみに
契約上も「現況での引渡し」が条件でしたので売主さん側でも直せませんよ。


じゃあ、オタクが直して。
管理人さんがそんなようなことを言ってたよ。

門扉の具合が悪くなり、
○○さんはまずマンションの管理人さんに相談したそうです。

すると管理人さんからは


それくらいは仲介した不動産屋が直すものだから
不動産屋に電話してみたら

とアドバイスされたそうです。

○○さんも
相談した相手を間違えたようです。(笑)

先程も書きましたように
今回の売買契約上は「現況での引渡し」が条件であり
売主さんには修理する義務と責任はありません。

ちなみに、
このマンションの管理規約の規定によると
専用ポーチはマンション全体の共用部分のうちの
専用使用部分になっています。

ですので、スジで言うと
専用使用部分の修理については
管理組合の負担で実施するものなのです。

本来は
これらも買主さんがちゃんと理解しておくことが望ましいのですが、
多少の専門的な知識も要する細かいことなので
現実的にはそれも難しいことでしょう。

しかし、そこから先、買主さんが犯したミスは
事情を知らず、かつ正しい知識の無い管理人さんから
間違ったアドバイスを受けてしまったことです。

不動産の売買において
身近な人や知り合いに相談者するときは
まず、相談する相手を間違えないこと、
そして相談した相手からのアドバイスを
鵜呑みにしないことも大切です。(苦笑)不動産屋の言うことも100%ではないこともありますが・・・