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不動産の火災保険の落とし穴

美味しそうな青空が広がってきた沖縄です。

さて
不動産と火災保険は
不動産屋と保険屋のオネーさんぐらい
密接な関係があります。(笑)

以前は、
住宅の購入にローンを利用する際には
銀行でもれなく火災保険に加入させられたものです。

銀行の立場からしたら
ローンの見返りに抵当権を設定した住宅が火災の被害にあうと、
担保価値が下がってしまうので
火災保険を掛けさせ、万が一の際は
保険料を返済に充当しようとするものです。

具体的は
火災保険の保険金の請求権に質権の設定を求められ
万が一の際には、ローン利用者に代わって、
銀行が保険会社に対し保険金を請求できるように
させられたものでした。

しかし、それが
「ローンと火災保険のセット販売だ!」
と指摘されるようになり
その後は徐々に「銀行からのオススメ」というニュアンスに変わりつつあります。
一部の金融機関では火災保険の加入を融資の条件にしているところもあります。

そのような背景も有り
また、最近は台風や地震による被害もリアルで発生していることもあり
ローンの利用の有無にかかわらず、不動産を購入する際に
火災保険に加入する人は多いものです。

しかしながら
自分が加入した火災保険の補償の範囲を
キチンと把握していないケースもタマにあるので
注意が必要です。

以前、ローンを利用して
中古マンションを購入した人が
火災保険に加入しました。

万が一の際に
火災保険の保険金をローンの返済に充当する目的と
沖縄ですので台風で被害を受けた際も
火災保険で補償を受けられるようにするためです。

あるとき、この人が外出中に
洗濯機用の水栓部分が外れ
水道のお水が流れっ放しの状態となり
その水は下の階にまで流れ
下の階の天井を濡らしてしまいました。

この人は
下の階に与えた損害を
自分の加入する火災保険を利用して
補償しようと思い、保険会社に連絡しました。

すると


あいにくお客様の加入されている火災保険では、
下の階の方の損害の補償はできません

との回答があったそうです。

その人が火災保険に加入した際に
【個人賠償責任保険】という特約を付けていなかったためです。

【個人賠償責任保険】とは
日常生活の様々なトラブルに対応するための保険で
自転車で他人をケガさせてしまったり
買い物時にお店の商品を壊してしまった時などの
他人に与えてしまった損害を補償する身近な保険です。

しかし
この【個人賠償責任保険】は
任意保険であるため
本人があえて特約として付保しない場合は
未加入となってしまいます。

よって、この人も
火災保険に加入する際に
【個人賠償責任保険】の特約を付けなかったため
下の階へ与えてしまった損害の補償に
火災保険を使うことが出来なかったのです。

それが分かったため
その後はあわてて【個人賠償責任】の特約を
付けたそうです。

ちなみに【個人賠償責任保険】は
火災保険だけで無く
自動車保険の特約やクレジットカードの保証内容として
付属されている場合もあります。

【個人賠償責任保険】の対象は
私たちの身近で起こるケースです。

不動産の火災保険に加入されている方は
【個人賠償責任保険】の特約が付いているかどうか
付いていない場合は、他の形で付保されているかどうかを
今一度確認されてみて下さい。

そして、もし未加入の場合は
いずれかの形で加入しておくことをお勧めします。